【バスケ】男子日本代表、勝てるの？八村塁ってどれくらいすごいの？【オリンピック】
なんだかんだではじまってしまったオリンピック。
不安や迷いと、期待が入り交じる複雑な感情で開会式を迎えた人も少なからずいるであろうが、そんな中でもまあ始まってしまうなら競技は競技で楽しもうかと思い、それじゃあバスケだけでも見てくれよなという気持ちだ。
今回は、僕の唯一知っている競技であるバスケットボールから、バスケットボールの種目(5人制/いわゆる一般的なバスケットボール)の男子について書く。
(いままでいろいろな国書いてきたけど、満を持して日本代表である)
1.日本代表ってどれくらい強い？
世界ランク：42位(アジア8位)
過去の戦績：
2017 アジア選手権：ベスト16
2019 ワールドカップ@上海：31位
最近の結果(親善試合)：
vs ○イラン@宮城 85-57
vs ●イラン@岩手 67-72
vs ○イラン@宮城 76-50
vs ○ハンガリー@沖縄 79-58
vs ●ベルギー@沖縄 70-73
vs ●フィンランド@沖縄 71-76
vs ○ベルギー@埼玉 87-59
vs ●フランス@埼玉 81-75
合計：4勝4敗
＜各詳細な結果＞
結果だけ言えば4勝4敗だが、いわゆる「海外組」である八村塁、渡邊雄太、馬場雄大が合流後は2連勝しており、以前記事を書いた強豪・フランスにも処理をしている。
また、FIBAのランキングは大会ごとのものではなく、特に昨今はコロナ禍もあり国際大会もあり、あまりFIBAランキングは実力と直接紐づくものではなくなってきている。
そこで、FIBAは最近は毎回、パワーランキング(大会に参加するチームにおける、前評判をもとにしたランキング)を発表している。
そのランキングでいくと、日本はフランスを破ったこともあり、9位となっている。
2.オリンピックでの組み合わせは？
日本は、グループCに所属します。敢えて言おう。死の組であると。
イカれた対戦相手を紹介するぜ
※今回は対戦相手については軽い紹介にしたい。詳細は別で記事をあげる。あげたい。
□対戦相手 ※(世界ランク/パワーランキング)
・スペイン(2位/3位)
泣く子も黙る2019年ワールドカップ王者。無敵艦隊。
アメリカ以外には無類の強さを発揮する。アメリカにはなぜか勝てない。
パウ・ガソル(FCバルセロナ(ACB))、マルク・ガソル(ロサンゼルス・レイカーズ(NBA))、リッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブス(NBA))、セルヒオ・ロドリゲス(オリンピア・ミラノ(LBA))などのおなじみのメンバーで今回も参戦。あと10年は同じこと言ってそう。
・スロベニア(16位/5位)
2017年ヨーロッパ選手権王者。天才ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス(NBA))率いる、地獄のOQTを抜けてきたチーム。ドンチッチを止められる選手は地球上のあらゆる場所で捜索願が出されているので、正直彼を止められなくても誰も責められない。
・アルゼンチン(4位/7位)
2019年ワールドカップ準優勝。ファクンド・カンパッソ(デンバー・ナゲッツ(NBA))を中心に、連携の取れたバスケットを展開する。カンパッソを除きこれといったスターはいないが、よく統制の取れたチームである。チームの魂と言えるルイス・スコラ(ヴァレーセ(LBA))は、40歳を超えながら未だに積極果敢なプレーを魅せる。
正直どことやっても厳しい。でも普通に考えていたらオーストラリアにも勝てないし、フランスにも勝てないし、NBAドラフト1巡目で指名はされない。
かなり厳しいし、試合にすらならない可能性も十分にあるが、1勝でも挙げられれば歴史が変わったと言っても過言ではない。そんな気持ちで見てもらえればいいと思う。
3.日本代表の今大会のメンバーは？
本大会のメンバーは以下の通り。
本当は全選手やりたいけど、有名所4選手だけ紹介する。
#注目選手1 八村塁
言わずとしれたスーパースター。日本人史上初となるNBAドラフト1巡目指名。
あらゆる面で「超日本級」である。普通にNBAのロスターを勝ち取り、毎試合スタメンで出場している。
身長は203cmと、インサイドの選手としては低い方（十分高い）ではあるが、相手からの接触を受けながらもゴールを決めきることができる稀有な選手である。
高確率なミドルレンジシュートも、必要となるときがくる。
#注目選手2 渡邊雄太
大谷世代の苦労人。日本人2人目のNBA選手。
昨シーズンは、トロント・ラプターズでキャンプ契約(いわゆる事前合宿に参加することのみの契約)からはじまり、NBA挑戦3年目にして初めてNBA選手としての本契約を締結した。
持ち前のウィングスパン(両手を伸ばしたときの長さ)を活かした、懸命なディフェンスと昨シーズン格段に成長した3PTが武器。
今大会では#24田中大貴と共にキャプテンを務め、ベンチに居るときでも常に仲間に声をかけ続ける姿は全バスケットボール選手に見習ってほしい。
#注目選手3 馬場雄大
彼もまたNBAを目指して戦う苦労人。だけど優勝請負人。大学選手権(インカレ)3連覇後、Bリーグアルバルク東京で2連覇を経験、ついこの前オーストラリアNBLでもチームを優勝に導いた。敗北を知りたい。
高い俊敏性、スピード、ディフェンス力を持ち、彼のパスカットからの速攻ダンクは、#BABABOOMと呼ばれる。
一昔前は課題であった3PTもかなり改善し、彼の武器となった。
#注目選手4 比江島慎
Bリーグ誕生前から日本を牽引してきた日本のエース。実質的には現在のエースは八村なのだが、老が…古参ファンは彼をエースと呼びたくなる。
普段は飄々としており何を考えているかよくわからないが、いざというときの集中力と短時間に得点を量産する「比江島タイム」は発動すれば止められない。ただし発動条件がかなり厳しい。よくわかっていない。
世界の屈強なインサイド相手に外からドリブルで中に切れ込み、シュートやパスを展開できる数少ない選手。上記3人が激しいマークに合うことは間違いないので、彼の出来が試合を決定づけるといっても過言ではない。
4.試合の日程は？
試合は、以下の日程で行われる。
7/26(月) 21:00 vs スペイン
TV放送：NHK Eテレ
7/29(木) 13:05 vs スロベニア
TV放送：NHK 総合
8/1(日) 13:30 vs アルゼンチン
TV放送：NHK BS1
テレビ放送もあるし、家で見れないという人は、
でも見て欲しい。無料です。
かなり厳しい戦いではあるけれど、前から結果がわかっているならやる意味がないし、勝負に絶対はない。また、勝ち負けを問わずなにか得られるものがあれば、今後の日本のバスケットボールが前に進むいいきっかけになるはず。
あ～26日と29日休みて～
[写真]
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