トロピカルフルーツを育てるための本。アボカドにびっくり。

おはようございます。

いま、図書館で借りているこの本。

「庭先でつくるトロピカルフルーツ」っていうタイトルだけでちょっとワクワクしませんか。

サブタイトルは「小さく育てておいしい34種」。

鉢植えで育てる果樹、何にしようかなぁとあれこれ悩みながら楽しんでいるのですが、その参考にと思って借りました。

著者の米本仁巳さんという方の、トロピカルフルーツをたくさん育ててきた経験に基づくノウハウ、そして、トロピカルフルーツを育てる楽しさが伝わってくる本です✨


私はアボカドが好きなので、スーパーで買ったものが、良さそうな種だったときには水につけて発芽させたりすることもあります。

アボカドは大きい木になるもので、実がたくさん付くようになるには30年くらいかかる、と思っていたので、発芽させたものも、観葉植物を楽しむ、ぐらいの気持ちで、眺めていました。

この本の中では、そんなアボカドの育て方が詳しく書かれています。

まず、スーパーで売られているものはハスという品種で、寒さに弱く、日本での栽培には適していない。実がなっても、売られているようなものにはならないらしいのです。

食べるための果実を育てるには、寒さに強い品種を選ぶのがポイントだそうです。

接ぎ木苗を買って、摘心(てきしん。芽の先端を摘むこと。)して整枝(せいし。枝を切って整えること。)していくと、樹高(じゅこう。木の高さ)2m以下の、コンパクトな樹に育てられるとのこと。

そして、びっくりしたのが、30年かかると思い込んでいた実について。

豊産性の品種だと、60ℓのプラスチック製ポットで、定植(ていしょく。育てる場所に植えること。)の翌年に5個、2年目に17個、3年目に60個の収穫があり、4年目の11月時点で100個から150個の果実が実っているとのこと!!

これは、アボカドが好きな方にとって、夢がふくらむニュースじゃないでしょうか🥑🥑🥑


この本を読んでいると、品種の多様性をもっと楽しみましょう、というメッセージも感じます。

いろいろ試してみて、自分の一番好きなものを見つけてね、という感じ。

1本の樹に複数の品種を接木する、カクテルツリーという方法も紹介されています。

日本熱帯果樹協会のホームページの中では、この本の著者米本さんが、マンゴーはアーウィン、アボカドはハスしか知らない日本の消費者に、もっといろんな品種に目を向けてほしい、と書かれています。

アボカドが日本の消費者に受け入れられてきたことは喜ばしい限りですが、ハスという輸入アボカドの味しか知らない消費者は可哀そう。世界には1000を超える品種があるといわれています。ハワイには日系移民たちが選抜した、日本人の好みに合った風味のアボカド品種が沢山有ります。...

アボカドだけで、1000を超える品種があるってすごいですよね。

まず、食味(しょくみ。食べた時の味わい。)が良いと書かれている、豊産性の品種を植えたいと思った欲張りなわたしです(^^)

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