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子育て#11我が家のクリスマス

昔私が子供の頃、我が家にはサンタクロースは来なかった。

クリスマスが近づくと親にデパートへ連れていってもらってはおもちゃを選び、本屋へ行っては沢山の本を買ってもらうのが定番だった。

母は看護師をしていたので日中家にいないことが多く、いても夜勤明けで横になっている事がほとんどだったので誕生日とクリスマスが近づくのがとても楽しみだったような気がする。

遠い昔々のはなし。


私が結婚して子供達が大きくなると、子供達は幼稚園に通うようになる。

プロテスタント系シュタイナー教育の幼稚園だったので、クリスマスは特別だった。

キリスト誕生の劇を毎年園児が行うのだがそれはそれは厳かに行われ、保護者はろうそくを灯す。

年少、年中の園児はほとんどの子供が羊、羊飼い、天使などその他大勢だった。

我が家の子供達もそう。一言台詞がある程度の出番に保護者はドキドキ。

年長になるとお兄さんやお姉さんが演じていた憧れの王様やガブリエル天使などの独唱がある大役をつとめることになり、親も子供達の成長に涙が止まらなくなる程だった。

子供達もそんな体験をしてくるとクリスマスを楽しみにしているのがわかる。

そんな頃から我が家にはサンタクロースが皆が寝静まる夜にプレゼントを枕元に置いて行くようになった。

小さな頃は絵本とおもちゃ、小学生になると本と文房具など。


毎年届いているある出版社からのクリスマスカードに添えてあった文章が私の一筋の光となった。

うっすらとしか覚えていないのだが

『6年生なったお友達へ  これからまた新しい小さなお友達へクリスマスカードをあげたいので今年が最後となります』

その様な内容だったと思う。

そうか小さな子供達皆が喜ぶ為には、ちょっと大きくなった子供達は卒業しないといけないんだ

これってサンタクロースもかも♡


我が家には6年生までサンタクロースがプレゼントを持って来てくれるが、それ以後は親が一緒に買いにいく事が恒例となった。

懐かしい子供達の思い出。

読んでいただきありがとうごさいます

今日も明日も良いことがありますように

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