【本棚】コミックの最新刊を買って尻込みする人の背中を押している理由を考えた
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年4月22日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【本棚】コミックの最新刊を買って尻込みする人の背中を押している理由を考えた
というものです。
新刊コミックを買う
月曜日は自宅の本棚にある本の話をしています。
札幌はそろそろ桜が咲いてきました。
今年の桜は早めに満開を迎えそうですが、今週は冷え冷えしている感じなので花はしばらく持ちそうな感じがします。
桜を眺めるのはいいですよね。
日本で生まれ育って良かったなといつも思います。
先週末、本屋さんで新刊のコミックを2冊買いました。
推しの子14巻と葬送のフリーレン13巻です。
どっちもアニメを見て好きになった作品で、原作コミックも欲しくなってまとめ買いした続きです。
推しの子は7月からの夏シーズンにアニメ2期の放映が決まっていて、それはもう今から楽しみにしているのです。
推しの子を知らないという方にはネタバレっぽくなってしまいますが、この作品はかなりドロドロなサスペンスです。
そういうストーリーは苦手という方もいらっしゃるでしょうけど、すごく好きっていう人も結構いますよね。
マンガを読む世代
僕は小学生の頃から少女漫画がわりと好きで読んでいました。
最初にハマったのはキャンディ・キャンディという作品で、主人公のキャンディの見開きページをスケッチブックに模写したりしてクラスの女子に見てもらったりしていました。
見た子がどう思ったかはわからないけれど、「あ、これ何月号のやつだよね」って普通に言ってくれたの覚えています。
当時の少女漫画は結構ドロドロなストーリーが人気でした。
意地悪されても負けないっ!ていうヒロインが基本。
これでもかって辛いシチュエーションが続くのですよね。
なぜそんな話をし始めたのかというと、推しの子を見ているとガラスの仮面を思い出したりするからです。
この手のドロドロストーリーは、今でも鉄板と言っていいのでしょう。
昔と今のちょっとした違いは、登場人物が少し病んでいて、その病み具合の描写がものすごくリアルなことではないでしょうか。
なぜそうなっているのかというと、読者層が大人にまで広がったからなのですね。
推しの子のストーリーが本当に刺さっているのは、社会で揉まれて苦労した経験がある30代より上ではないかと思います。
葬送のフリーレンに至っては、ファンの中心はさらに上のような気がします。
僕がそうだから、ということもあるのですが、フリーレンの後悔というのは、今現在人間関係で苦労している若い人には想像はできるけど実感しているというものではない気がするのです。
年齢の高い層は後ろ向きのフリーレンに共感し、若い層は成長するフェルンの方に共感しているような気がします。
僕の世代はいい大人が日常的に漫画を読むようになった世代です。
漫画の青年誌が多数出て、通勤電車の中で漫画雑誌を読む人が増えていました。
ただ、そんなふうに漫画を読む女性は少なかったような気がします。
漫画好きな女性はたくさんいたはずですが、人前で読むのはちょっと恥ずかしいという感じ。
まあ、男性も上の世代から見たらいい大人が漫画なんか読んでっていうムードがありましたからね。無理もないのです。
だからというわけでもないでしょうが、そこからBLなどのジャンルが密かに広がって、今は男女ともにそういうのも全然ありだよねっていう時代になったんですね。
恥ずかしさを克服すると責任を持てるようになる
こんなことを語りたくなったのは、いい年をしてコミックを大人買いするときに感じるほんの少し恥ずかしいような感覚と、キャンディ・キャンディの模写をクラスメイトに見せた時の感覚が少し似ているような気がしたからです。
正直ちょっと恥ずかしいけれど、好きなものは好きって言える自分は結構幸せな人生を歩んできたのかもしれない。
と思ったのですね。
まあ、だから何かに対してちょっと恥ずかしいからやめておこうかな、なんて思っている人にはとりあえずやってみたら?と言いたいのです。
ちょっとだけ恥ずかしいけれど案外すぐ慣れちゃうものですから。
案外そんなところから自分が変わることがあるのではないかと思うのです。
僕は新しいことにチャレンジしようとしている人の背中をそんなふうに押すことにしています。
多少無責任かもなぁと思うこともありますけど、恥ずかしさを克服することは自分の責任で何かをすることに繋がっているような気がするんですよね。
皆さんはどう思います?
今回は、コミックの最新刊を買って尻込みする人の背中を押している理由を考えたという話をしました。
今日はここまで。
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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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