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【技術】ちょっとでも複雑だとやらないものなのだけど……
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年6月26日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書きそろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【技術】ちょっとでも複雑だとやらないものなのだけど……
というものです。
野球観戦する?
水曜日はITを中心とした技術的な話をしています。
あなたは野球観戦をしますか?
僕はどちらかと言えば見ない方です。
子供の頃、ゴールデンタイムに野球中継が入るのを疎ましく思っていました。
試合が長引いたから延長とか、他の番組を楽しみにしているものにとっては天敵って感じでしたし、雨で中止になって大して面白くもない雨傘番組が入るのも無駄だなと思ったり、とにかく面倒な存在だと思っていました。
だから最近のほとんど野球中継がないテレビはいいなと思います。
ただ、今はテレビをほぼ見なくなってしまったんですけどね(笑)
といって、野球というスポーツそのものが嫌いかというとそうではありません。
北海道の地元球団であるファイターズは応援していて、順位はいつも気にしています。
ファイターズから世界に羽ばたいたダルビッシュや大谷翔平の活躍のニュースはウォッチしています。
それだけでなく、ファイターズのファンクラブにも入っていて、キャップやらレプリカユニフォームやらを持っていたりします。
テレビで試合を見ることはありませんが、試合運びはAppleWachの通知で逐一チェックしていたりはします。
まあ、だからホームスタジアムであるエスコンフィールドで試合を見るというのも結構楽しみなんですね。
ちゃんとキツネの耳のカチューシャも持ってますしね(笑)
ただ、チケットはそこそこの値段なのでちょこちょこ行くというわけにはいかないのが残念なのです。
まあそれでもファンクラブに入っているとキャンペーンチケットなどを取れることもあるので、それはささっと取って観戦に行くことにしています。
熱烈なファンとは言えないですが、まあまあ好きって感じではありますよね。
キャッシュレスオンリーの世界
で、先週末に今年初のエスコンフィールド観戦に行きました。
勝負は延長引き分けでしたが、試合の中身が漫画のような展開で、思いっきり楽しむことができました。
エスコンフィールドは完全にキャッシュレスになっています。
飲食をはじめとして中の店舗で現金は使えません。
中はちょっと物価が高めということもあるので、アプリを上手に使った方がいいのです。
現地でチェックインをすると特典があったりクーポンをもらえたりします。もちろんポイントも溜まっていきます。
ポイントを貯めるためには、レジでアプリのQRコードを読んでもらうことになるのですが、アプリに決済用の設定をしておくと、一度読んでもらうだけで決済までできてしまいます。
でも、レジでのお客さんの動きを見ていると、決済はクレジットカードを出しているケースが多いようでした。
まあ、アプリにクレジットカードを登録するのに抵抗があるのでしょうね。
でも、ポイントと決済で別々の操作ってめんどくさくないですか?
設定してみれば便利なんですけどね。
特にシートでビールを買うときなんかはコップの受け渡しがあるのでシンプルな方がいいです。
この辺は価値観によるのでしょうけどね。
そんな感じでアプリを使って試合観戦をして球場を後にすると、メールでアンケートが飛んできます。
これ、ちょっと面倒なんですよね。
アンケートの回答を考えるのも面倒なんですが、それよりもログインするのが面倒なんです。
僕はユーザーインターフェイスとかユーザーエクスペリエンスに興味があるので、こういうのはちょっと面倒でも自分で操作してみることにしているのですが、そんな特殊な事情がない人はスキップしちゃうだろうなと思うのです。
そしてアプリにも課題があります。
エスコンフィールドに行くならアプリはあった方がいいと思うのですが、せいぜい年に数回しか行かないという人にとっては、アプリを入れてあれこれ設定するのはあまりにも面倒だろうなとは思うんです。
マイナンバーカードは面倒?甘えるな!
ちょっとジャンルは違いますけど、同じようなことはマイナンバーカードにまつわるいろいろなことにもあるし、そんなものよりも使う頻度が多いコンビニなんかで使うアプリでも起きていることなのですね。
面倒だからやらないってこと、結構あるのです。
それはそれで別にいいじゃんと僕は思っていたのですが、そろそろそうも言ってられないのかもなと思い直しました。
というのは、キャッシュレス化が進むと決済スピードが劇的に速くなるからです。
これ、裏を返すとキャッシュレスをうまく使えない人は決済が劇的に遅いということです。
で、これはある程度仕方がないのかもしれませんが、現金派は圧倒的に高齢者が多いのですよね。
今はまだみんな優しいのですよ、高齢者に。
だから、レジでモタモタしている高齢者を見ると、まあちょっとイライラはするんだけど我慢して見てるんです。
後ろの人たちは。
でもそれって甘えすぎじゃないかなとも思うのです。
キャッシュレスに対応するのがちょっと面倒という人は、多分マイナンバーカードを面倒だからいいやと思っている人と重なると思います。
でも、高齢になればなるほどお世話になることが増えるのが医療・福祉で、そこではマイナンバーカードを使うのが当たり前になります。
実際、最初のちょっとした手間を惜しまなければ物事がスムーズに運ぶことが多いのです。
知り合いのケアマネさんから話を聞いて、これはやっぱりやばいなと思ったことがありました。
保険証を集めるのが大変なのだそうです。
若くて健康なうちは保険証は一枚で済んでいますよね?
年を取るとこれが2枚とか3枚に増えます。
年を取らなくても健康を害したらそうなります。
それがあることによって、金銭的な負担が思いっきり軽減されることになるので結構大事なものなのですが、年をとるとこれを管理するのが大変になるのです。
それを探すのをケアマネさんが手伝っているんですね^^;
これ、マイナンバーカードに紐づいていればそれで済むことなんです。
一番金銭的な負担が少ない方法をコンピューターが自動的に選ぶこともできるので、ケアマネさんだけでなく医療機関の事務処理の手間も省けるようになるのです。
現金を使うのは他人に負担を強いることなのだ
同じようなことがキャッシュレス化でも起きています。
現金を扱うためにどれだけの人が動いているのかを考えなければなりません。
球場でタンクを背負って急な階段を上り降りしている売り子さんが、現金まで持ち歩かなければならないのは大変すぎると思いませんか?
そういうことが世の中のあちこちで起きていて、しかも人口が減っている今は人手不足が劇的に進んでいるんです。
そういう時期だからこそ、ちょっと面倒だなという思いを克服する必要があると思うのです。
「面倒だけどやってみるか」と思えるようになるには、日頃の訓練が必要です。
スマホでキャッシュレスを使ってみようというのが第一歩です。
財布を落とさないために工夫するのと同じように、スマホを安全に使うための工夫を身につけなければなりません。
そうやってコツコツと習慣を身につけないと、他人に迷惑をかける存在になってしまいます。
ちょっと面倒だなと思ったらやれないものですが、そこで一歩踏み出すことが習慣付けにつながります。
これはちょっとでも若いうちにやっておいた方がいいと思います。
是非皆さんも考えてみてくださいね。
今回は、ちょっとでも複雑だとやらないものだけど……という話をしました。
今日はここまで。
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今後配信の中でお返事をしていきたいと思います。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または「読書と編集」と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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