【地図】地図好きさんは物語を作るのが好きなのだ。きっと。
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年3月19日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、
【地図】地図好きさんは物語を作るのが好きなのだ。きっと。
地図を読む人
日曜日は地図と時刻表の話をしています。
今週は地図の話です。
地図を読むのが楽しいというと怪訝な顔をする人がいます。
僕の偏見で分類してみると、まずは地図を読むのは難しいと思っている人。
次に地図は必要に応じて生活に役立てるものだと思っている人。
というところかなと思います。
前者が思っている難しさは空間認識の難しさだと思います。
方向音痴の一種でしょうか。
後者は必要な時だけ見られれば十分という考え方です。
スマホでGoogleマップを開いたりする使い方は主にそういうものですよね。
これらは共通点があります。
地図を受動的に読んでいることです。
まあ、そもそも地図というのはそういうものなので別にそれでいいわけです。
地図の行間を読む
でも地図を読むのが好きという人は、同じ読むでもちょっと違う読み方です。
いわゆる行間を読むというやつです。
表面に表されているものからその奥を想像するわけですね。
なんていう調子で妄想を膨らませたりするわけです。
ちゃんと現地調査をしたらもっとシンプルな経緯があるのでしょうけど、想像通りのことがあったことを何かの拍子に知って、
「お、やっぱり!」
なんてなったりすることもあって、それはそれは楽しいわけです。
こんなふうに想像を巡らすのが楽しいというのが、地図を読むのが楽しい人です。
物語を作る
これは物語を作ることと言えるのではないでしょうか。
小説やドラマの面白さは自分が想像できる余地があるからですよね。
物語の途中に謎の伏線が置かれて、後でそれがきれいに回収されたら、
「うわあ、面白い!楽しい!」
ってなりますけど、地図にもそういう楽しみ方があるということなのです。
地図は基本的に事実の上に成り立っていますから、そんなに劇的な経緯はないような気がしてしまいますが、案外隠れたドラマがあるものなのです。
そんなドラマを勝手に妄想して勝手に伏線回収するのが地図好きさんの特徴だと思います。
勝手に物語を作り出す余地が大きければ大きいほど面白いのです。
僕は子供の頃よく地図を描いていました。
現実には存在しない地図ですが、とにかく想像力を駆使して細かく書き込んでいくのです。
この山際にあった細い道路を広い道路に拡張するためにルートをどう変えたかを段階を追って描き、さらに要所要所の断面図まで描いたりしていました。
技術的な事情で妥協した結果こういうルートになった。
みたいなことまで想像して一人で悦に入るわけですね(笑)
今は想像地図は描きませんが、地図の上では似たようなことをよく考えています。
地図読みと二次創作は似ている
今見えているものの裏には必ず必然的な理由があるという信念のようなものが面白い物語を作ります。
これは地図に限った話ではありません。
二次創作文化はそういう創造力に支えられています。
消費するだけに甘んじることなく自分なりに表現してみたいという人がたくさんいて、そうやって表現されたものが爆発的にウケたりもしています。
無機質に見える地図を読むのを楽しむ人は、二次創作的に物語を作るのが大好きな人なのです。
そう考えるとそれほど奇妙でもないでしょう?
いかがですか?
やっぱり変ですか^^;
今回は、地図好きさんは物語を作るのが好きなのだ。きっと。という話をしました。
今日はここまで。
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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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