展示概要
アートまるケット 知るもしるもシル
岐阜県美術館 2023.01.17 - 03.19
観覧料 | 無料
撮影・SNS投稿可(条件あり、展示室前の注意書きに表示)
2015年からスタートし、第8回目の開催となる「アートまるケット」。
今回はL PACK.とplaplaxの2組のアーティストが招かれ、岐阜のフィールドワークを通して「知る」をテーマに制作を行なったとのこと。それぞれ独自のまなざしで岐阜を見つめ、表現した成果が展示されている。
plaplaxの展示について
※順路的にはL PACK.が先なのだが、L PACK.の方はまだよく呑み込めていないので、こちらを先に投稿します。※
観客参加型=インタラクティブな作品がほとんど。ゲーム性も高くユーモアに溢れ、大人も夢中になってしまう面白さだった。でも、それだけでは終わらない。体やものを動かしたり、形を変えたりといったシンプルな行為を繰り返す=遊んでいるうちに、自然と「うつわ」に対する問いや気づきが生まれてくる。
作品ごとの感想
まとめ
遊んだ後と、遊ぶ前。同展示室内に配置された陶磁器を見る目がまるで変わっていることに、自分自身が一番驚いた。
「うつわのかたちって自由なようで、決まりがあるんだ!」「ろくろって時間のかたちなのかも?」「たしかにパンケーキだって、"焼きもの"だ!」「うつわをうつわ以外のことに使ったらおもしろそう!」「そもそもうつわってなんだろう?」
次から次へと???や!!!が生まれる楽しさは、アートの醍醐味である。
動き・空間そのものが鑑賞者の身体・思考と相互に影響し合うことで、深みのある疑問を引き出してくれるこの展示。普段使わないでいる脳の部分がもみほぐされるような、心地よい鑑賞体験だった。