素早く情報収集するために必要な事
調べた背景
今のインターンはコンサルティングの仕事ではなくて、新規事業の仕事ですが、それでも調べる事は山ほどあります。
コンサルと違うのは調べすぎるのは良くないという事だと思いますが、それでも全く知らない業界や業界の内部事情やマクロな動くを探っていくには行政や論文、記事なんかを読まないといけません。
ただ最初に少し戸惑ったことがあります。
調べるという時間を出勤時間で行うのに罪悪感があったのです。
今働かせていただいている会社では2時間~3時間に一度くらいの頻度で「壁打ち」と言われる進捗確認と質問などの時間が設けられています。
しかし、「調べてみないと、、、」という状況では聞くことがなかったり、2時間で情報が調べきれなかったりして、不安に感じていました。
でも、それは自分がその時間で得られた情報が少なすぎたのではないかと思います。
コンサルの仕事では一日に何十枚ものスライドを作らなければならないというのがザラにあるようですが、その場合も膨大なインプットが必要でしょう。
そうなるとやはり発想としては、急がないと=早く読まないとになってしまいがち。
確かに早く読むことは重要ですが、より早く読むために必要な事はないか・・・と試行錯誤しました。
それを書いていこうと思います。
見つかった方法
①読む順番を決める
これは論文の読み方を学んでいた時の方法の応用です。
大学で年次が上がってくると、やはり研究のために論文を読む必要が出てきます。
しかし、研究という世界は世界規模で行われることなのでその共通言語は英語。
多少は英語が出来ましたが、日本語でも難解な論文を英語で読むのはなかなかハードでした。
そこで出てきた方法が読む順番を決めるという事。
論文の基本構成は①アブスト、②イントロ、③関連研究、④マテリアル&方法、⑤結果、⑥議論、⑦結論、⑧参考文献の順で並んでいて、それを全部読んでいると大変なので、
アブスト → 結論 → 実験 → 関連研究
の順で読むといいというもの。
なぜかというとアブストで何がしたいかを把握し、結果どうだったかを見て、その検証方法が理にかなっているかを見て、次に読むべきものを探す。
これでだいたいの事がざっと把握できるという事です。
これはリサーチでも活かせると思いました。
②読むか読まないか決める
これも上の方法に関連しますが、あの方法の良さはアブスト→結論で「本当に読むべきか」を見極めれるところです。
僕も調べていて、気になる記事や本を見つけても読んでみるとそこまで大したことじゃなかったとか悪くないけど核心を突いたものじゃなかった、という事が多々あります。
これは時間を無駄にしてしまうので、最後まで読まずにこれは価値がありそうか、なさそうかを決める方法が必要です。
そのためにはバカ真面目に最初から読み進めず、上のように読む順番を決めたり、目次を見て読む箇所を決めておくというワンクッションが重要だったりします。
③まとめる
これはそのリサーチを評価するのに必要な事です。
乱雑なメモ程度でいいので、
・どんなものか?
・ポイントは何か?
・内容の妥当性はどれくらいか?
・自分は何を思ったか?
・次に何を調べるべきか?
等の一定のフォーマットを埋める感じで書いてみるとよいです。
フォーマットはあくまでも何を書くかイチイチ考えないためのものなので必ずしも埋める必要はありません。
こうする事で、「ふ~ん」と考えた気になってその記事を読んだ意味が薄くなるのを防ぐのと、短時間でも得た情報を蓄積していく事が出来ます。
加えて調べているのに、なかなかフォーマットが満たされない、内容が微妙だったり、そもそもあまり情報が見つからない、という場合は調べる方法や角度を変えるべきかもしれないので、それも1つの”重要な結果”と捉えて、次の方法を考えるきっかけにもなります。
まとめ
やっていく中で自分の非効率さや何も得ていないような不安が出てくることもありますが、それを糧にブラッシュアップしていけるかが重要だなと思いました。良いアウトプットを出す事は自信にもつながるし、会社や他のメンバーに貢献することにもなるので、よりステップアップしていきたいなと思います。
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