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<8> 隣の芝生は住んでも青いままなのか

最近、旅行をした。夏の北海道に。

関東から行くと、その涼しさに驚かされる。日差しは暑いが、日陰に入ると涼しい。風も爽やか。湿度も低い気がする。

セミもいないんじゃないかと思うくらい、鳴き声の記憶はない。快適。関東の5月くらいの感じか。超快適。

数年前、10月頃にも行ったことがある。

札幌に着いた時の気温は確か6℃くらいで、冬だなと感じた。

そういえば、羽田空港で半袖半ズボンの若い乗客が同じ待合室にいて、次の沖縄行きの便かと思っていたら、同じ便の前の席に座っていたのを思い出した。

若さ故の失敗か、むしろ若さ故の挑戦なのか。今は後者のような気がしてきた。寒い中で食べる味噌ラーメンは、さぞかし美味かっただろう。

ああ、北海道に住んでみたい。夏を過ごしたい。でも、冬はキツそうだ。寒そうだ。寒いのは嫌いじゃないけど、なめんなよと言われそうなくらいきっと寒いんだろう。

ないものねだりなのか、隣の芝生は青く見えるものなのか。
旅行だから、良いところしか見えていないのか。

日常があるから非日常が良く感じて、「非」の部分が日常になったら、元の日常の方が良く感じて、戻りたいと思ってしまうのか。

確かにそんな気もする。
特別って平凡があるから際立つのもわかる。

だけど一方で、住めば都ってのもある。
慣れて良く感じることもある。

それに、なんか合いそうな気がする。昔からなんとなく南国より北国に惹かれる。ノルウェーにも行ってみたいし。

もしかしたら旅行って、自分にフィットする場所を探すためにしてるのかもしれない。

一度沖縄に行ったら、「沖縄最高!!」って言ってるかも知れないけど。


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