午後3時に帰宅する贅沢
幼い頃は午後3時に帰宅することが当たり前で
3時には1日の終わりを感じて
寂しくも名残惜しい時間だった。
いつのまにか年も明けて
日暮れ前の太陽の温かさを背中で感じて
年越しのパーティーで少し汚れてしまった
ブーツをコツコツとならしながら帰る。
窓を開けて
台北の夜を歩き回ったロングコートを
いい具合に夕焼けの太陽が照らすベランダに干し、感情を無にして洗濯物を回す。
お気に入りの服を脱ぎ、シャワーを浴び、
肌に馴染むパーカーに着替える。
夕日の沈む前から
家にいれる幸福感に浸りソファに横たわる。
「2022年、どんな年にしよう。」
「楽しみだな。」
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