昔、友人に「なんでそんな人と付き合ってるの？」と聞かれたことがあります。 友人も意地悪で言ったのではなく、ただ私のことを心配してかけてくれた一言でした。 私は当時付き合っていた彼のことはとても好きでした。でも、この質問には答えられませんでした。 理由がありませんでした。ただ好きという言葉しか見つからなかった。 よく、“好きになるのに理由なんていらない”なんて言葉を聞きますが、本当にその通りです。 「ここが好き、でもこういうところは好きじゃない」とかそういう感情はあっ
皆さんはポエムって好きですか？ 私は中学生時代、歌詞画やポエム画にハマっていました。というより、周りの女子たちはみんなハマっていました。 そういう系統の画像をトプ画やホーム画面にしていた人も多かったです。もしかしたらこの記事を読んでいる人の中に、思い出して顔を覆いたくなっている人もいらっしゃるかもしれません。 私も顔を覆いたくなっている内の1人です。 ハマっていたポエム画はほとんど恋愛系でした。 拙く不器用な恋しかしたことがない歳だったけれど、なぜかとても心に刺さっ
冬の寒い夜の風のにおいと夏のクーラーのにおい 雨が降るまえと降ったあとのにおい 電車に揺られながら見た二月の午後四時半頃の空 あのとき好きだった歌がシャッフルで流れてきたとき 朝日を浴びながら伸びをしたとき 全部全部本当に小さなことで、共感できない人のほうが多いかもしれません。 でも全て私が好きな瞬間です。 些細なことだけれども、これを読んでくださっている誰か一人が頷いていてくれたら幸いです。 薺
私個人の経験上の話なのですが、なぜか夏より冬のほうが恋人ができる気がします。 だんだんと気温が下がって、人肌が恋しくなるからなのか、クリスマスやバレンタインのイベントがそうさせるのかわからないけれど、冬の恋は多い気がします。 冬になると思い出すのは、中学三年生のときに付き合っていた彼のことです。 幼くて、拙い恋でした。 お互い付き合うのは初めてではありませんでした。 冬の冷たい風が吹く公園で手をつないだこと。 デートで緊張してしまって食事が喉を通らなかったこと。
初めまして。薺（なずな）です。 私のnoteはプロフィールにある通り、観た映画や読んだ本などから得た感情を綴っていくものです。 需要なんてどこにもないかもしれないけれど、このnoteを読んで、誰かの記憶の中に一瞬でも残れたら幸いです。 さて、本題です。※ネタバレ含みます。 先日「花束みたいな恋をした」という映画を観てきました。 菅田将暉さんと有村架純さんの映画です。 テレビに流れる予告編やポスターからもエモさが漂っていましたが、観てみるとエモいじゃ足りません。なん
