花束みたいな恋をした

初めまして。薺(なずな)です。

私のnoteはプロフィールにある通り、観た映画や読んだ本などから得た感情を綴っていくものです。

需要なんてどこにもないかもしれないけれど、このnoteを読んで、誰かの記憶の中に一瞬でも残れたら幸いです。

さて、本題です。※ネタバレ含みます。

先日「花束みたいな恋をした」という映画を観てきました。

菅田将暉さんと有村架純さんの映画です。

テレビに流れる予告編やポスターからもエモさが漂っていましたが、観てみるとエモいじゃ足りません。なんだろうこれは。

ずっとキラキラしている王道な恋愛映画ではないし、大きなどんでん返しがあるわけでもない。

終電を逃したことで出逢った"普通"の男女の物語。

普通だけど普通ではない。2人にとってはその瞬間は何にも変えられない特別な瞬間で、恋人と過ごすいつもと変わらない日常だけど、一緒にいるだけですごく楽しくて幸せな時間。

そんな場面がたくさん詰まった映画でした。

最後のファミレスでの別れのシーン。

麦くんと絹ちゃんが出逢った頃のような子達が、2人がいつも座っていた席に座って、まるで自分たちを見ているかのような会話をする。

いつも座っていた席に座れなかったことが、もう出逢った頃のようには戻れないという意味。

だからこそ“別れ”という選択をした2人はとても美しかった。

観終わってすぐよりも、時間が経つにつれて余韻が深まるような映画でした。

これをカップルで観ると別れるなんて噂もあるようです。正直、その気持ちもわかります。

すれ違っていく中で、話し合いをしてお互いを理解して仲直りするだけが術ではない。ときには別れという選択肢が必要で、それが最善策だったりする。

思い出を綺麗なままで終わらせるのも大切なこと。

私がこの映画で受け取ったメッセージです。

私と同じようなメッセージを受け取った人たちが恋人と別れているのかな、なんて勝手に思ってます。

はじめてのnoteでしたので至らない点もあるかもしれませんが、御高覧いただきありがとうございました。

                                                                                       薺










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