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超訳=リヴ&レットダイ=死ぬのは奴らだ

とある喫茶店の店内BGMが、ザ・ビートルズの「ペニーレイン」の無限ループとなっている件。

ひょっとして、当時のポールがとある祝典でピッコロトランペットが素晴らしいファンファーレを響かせているのを観て、“第5のビートルズ”と称された音楽プロデューサーのジョージ・マーティンに、是非ともこの楽器を活用した楽曲に仕上げてくれと依頼した心境と同じ店員の趣味か?

通常のトランペットがバート・バカラック調の伴奏を奏でていたのを遮るかのようにピッコロトランペット奏者の、超高音部のダブルタンギング奏法による間奏と伴奏が耳に心地好い♪


ザ・ビートルズが、あまたの“リバプールサウンズ”が廃れても、その後も人々にずっと語り継がれて、聴き継がれていった理由の1つには、やはり、このクラシカル・ミュージック要素が彼らの中期からの楽曲に加わったことが大きいと思います。

それは、
「イン・マイ・ライフ」間奏部の、チェンバロ風に聴こえるピアノの早回し録音の挿入や、

「エリノア・リグビー」導入部からずっとバックグラウンドに流れる弦楽四重奏、

極め付きは、
「イエスタディ」のストリングスや、

「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」でオーケストラがバックグラウンドで流れるなど、

枚挙に暇がありません。

事実、ポール・マッカートニーは“ウィングス”(虫BeAtlesから鳥Wingsに“進化”した願いを込めて命名)として独立しても、ジョージ・マーティンの力をずっと借りていたのでした。

代表曲
「(アイ)リヴ&レット(ゼム)ダイ(私は生きるが彼らには死んでもらう
=死ぬのは奴らだ)」然り。


(I) 私は
LIVE 生きる
and が
LET (them)君たちは
DIE 死になさい

「死ぬのは奴らだ!」
と“超訳”したのは、
お見事でしたね♬

オーケストラによるクライマックス部分のリピートフレーズでは、ピッコロの超高音がどんどんスピードを増していき耳と心に残りますね♪

セイ、リヴ&レットダイ~♪
ジャジャジャジャン~♪⤴
ジャジャジャジャン~♪⤵

あの曲、通常のクラシックのタイミングよりも、オーケストラの入りをわざと半拍早くして、違和感による心のざわめきをリスナーに喚起させて、スパイアクション映画タイトルソングとしてのサスペンテッドな印象を強調しているんですよね。

とともにポール・マッカートニーが半拍早く
Say live and let die♪
と歌い始めるし…。

あと、この曲の聴かせどころは、オーケストラによる間奏パートを遮るかのように、ドラムスが
タタタタタタ
と軽快なリズムを刻み、
機関銃の連射を連想させるサウンドとしている点ですね♫

スゴいテクニックを使っているんだと思います。


なお、“世界四大ピッコロがないとカッコが付かない”楽曲は、

「死ぬのは奴らだ」テーマソング

「星条旗よ永遠なれ」マーチの後半部

「エグモント序曲」クライマックスパート

「阪神タイガースの歌」(通称、六甲おろし)



だと、個人的には思っております。

#創作大賞2023

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