英語。留学最大の副産物=英語力が広げてくれる世界<1>[マックイーンありがとう]

文化学園で授業の1日だった。

週に一度、心から恐れ多いが文化学園で授業を持たせてもらっている。主なトピックはファッションデザインだが、ブランドの運営にまつわることやアイディアの発展方法、卒業コレクションへのアドバイスなど内容は多岐にわたる。
私のような駆け出しのデザイナーにしか伝えられない、リアルかつ荒削りな言葉で、少しでも学生へ刺激なのか考えるきっかけなのかあげられていたらいいなと祈るような気持ちで今日も授業を終えた。

BUNKAにわざわざ留学してきている学生への授業を受け持っているので、講義は全て英語で行なっている

海外でファッションを学ぶ本当の幸せとはのnoteで触れた件以外に留学で得たもののうち、英語力が最も嬉しい留学の成果物だと思う。英語はたくさんの世界を広げてくれ、私の人生に多くの楽しさや可能性をもたらしてくれる。文化学園の授業もそのうちの一つだ。

英語が全く話せなかった私がなんとか話せるようになったきっかけ、英語が味方になった瞬間、それによって得られたことについて書いてみる。
長くなったので2回に分けますね。


上記noteで書いた通り、中学の頃から英語は一番真面目に受けていた科目だったが、本格的に英語を意識したのは留学するぞと心に決めた社会人の時だ。イギリスの大学にはファッション学部とはいえIELTS(という英語の試験、TOEICのイギリス版とよく言われる)で取得すべきスコアが学科ごとに決まっており、それが取れないと入学は許されない。読み書きベースの英語勉強を一番したのは、試験を受け続けた留学前のあの時期だと思う。

だけど、一向に喋れるようにはならなかった。

文章を書くことと人前で話すことが全く別の能力であるように、英語も単語力があることと実際に話すこととは全く別だと思う。英語を話す、と言う経験をほぼしないまま、ペラペラと喋れるようになんてなる訳がない。この点については大きな不安を抱え、不安を解消しないまま渡英した。

海外へ旅行したことがある方ならお分かりになると思うが、今や都市なら世界中どこに行っても日本語を話す人がいる。
ましてやロンドン、人種のるつぼと言われる大都市では、思った以上に英語を話さなくても普通に暮らしていけるな?というのが正直な渡英後の私の感想だった。
留学した先には日本人のクラスメイトがいたし、バイトも日本食レストランで日本語のシフトでOK。日本のアニメが大好きというフラットメイトと日本のテレビを見ながら焼きそばを作って食べたり、あれ?って感じで肩透かしだったけれど、内心すごく安心していた。学校でいざという時のプレゼンや先生への質問だけ、前日に文章を書いて丸暗記して望み、クラスメイトとの深い交流は持てないのでニコニコしてわからないことも全てわからないままやり過ごしていた。
YESしか言わないとても良い子だとみんなに思われていたと思う。

その状況を全て変えた、マックイーンでのインターン。

セントマの大学課程2年目を終え、最終学年に進む前にインターン経験のため1年の休学を選んだ。初めての長期インターン(3ヶ月)はアレキサンダーマックイーン。彼からサラバートンへとクリエイティブディレクターが変わった最初のシーズンのコレクション制作時のインターンとして、スタジオに参加した。

そこには山ほどインターン学生がいて、理不尽な現実社会があり、ストレスフルなファッションのリアルがあった。



・・・・・と言うところで<2>に続きます。何があったのか?!
ははは、大げさな笑 また明日です。

今日は湿気がすごかったですね・・・(梅雨大嫌い)


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