ファッション留学を志す人へ。[素直で、ストレートなアドバイス＆経験談をまとめます]

留学に関する質問をもらう機会がある。

先に見てきたものとして、私で力になれることがあるのならなんでも答えますという気持ち。
だが、その度に少しだけ”羨ましいな”とも思う。理由はただ一つ、私には質問できる相手がいなかったからだ。

今はSNSやインターネットで個人が発信した所謂”留学ブログ”が検索すればヒットしたり、その人本人にリーチすることはとても簡単な時代。
だが、私が留学を志した１５年前（・・・月日の流れに驚愕、歳とった。）、もしくは海外での生活に興味を持ちはじめた10代の頃、唯一の情報源は月に一回発行される装苑の、年に１度か２度ある海外ファッションスクール特集号。
私の周りや両親のツテをたどっても、海外にファッションを学びに留学したことがある知り合いは一人もいなかった。

無事に留学し、目的を全うはできたものの、留学の準備や海外生活の初期段階で戸惑い、無駄をいくつも経験したのも事実。
もし身近にアドバイスを聞けたり、ロールモデルのような存在がいればよかったのになぁ、と思うことが何度もあった。（もちろん未知を紐解く体験自体が留学の醍醐味であることは承知の上で。）

ただ、いくら身近に知り合いがいたり、SNSで質問を投げかけることができたとしても、本音のアドバイスを真剣にぶつけてくれる人って何人いるんだろう？
”行ってみればわかるよ””熱意が大切””頑張って”みたいな耳障りの良い曖昧なものじゃなくて、真摯で率直なものだ。現に私も、初めましての方や、お知り合いのご紹介などでやり取りをする方には、正直本音でのアドバイスはできない。

なぜって。

留学中は厳しいことばかりだったから。優しく、夢のあることばかりではなかったから。私が飾らない言葉をぶつけることで、質問主が萎縮してしまったり、気分を害してしまったり、ひいては留学自体をやめてしまうのでは、という怖さから、かなりオブラートに包んだ回答をすることがほとんど。

そこで。
もし昔の私のような、

・何が何でもセントマの大学院で学びたい
・ツテもないし知り合いもいないけれどなんとか海外で生活したい
・３ヶ月・１年ではなく長期で、向こうで何か結果を残したい
・留学してみたいしやる気はむちゃくちゃあるけど、何からはじめたらいいか正直謎
・ファッション留学を先に経験した誰かの話を聞いてみたい、とにかく
・キツめのアドバイスの方が性に合うのでストレートなの希望

と、いうような野心に燃えた人に向けて、ぜひ送りたいアドバイスや実際の海外での生活のことをまとめていこうと思う。（・・・いるかな？？笑）

私なら留学前に知っておきたかったと思うこと。そして、実際に体験した者にしかわからない現実の話。教科書の上のような綺麗なことではないリアルな私の意見も含めて。
主にセントマーチンBA(大学)、MA（大学院）、インターンも含めた仕事のことがメインになる予定です。

オブラートに包まず正直に直球な文章を書く場にしたいこと、赤裸々すぎて恥ずかしい個人の体験談がたくさん含まれるだろうこと、そして本当に情報が必要と思ってくれる人に届けられたら、という思いから、有料として発信してみます。

昔の私のようなだれかに、少しでも有益な情報となれば幸いです。