なゆか

元市町村保健師&産科病棟助産師。ペーパーナース(看護師資格を持ちながらも看護師…

なゆか

元市町村保健師&産科病棟助産師。ペーパーナース(看護師資格を持ちながらも看護師経験なし) 希少染色体異常を持って生まれ、知的障がいのある子どもを子育て中。

最近の記事

認可こども園パート看護師が感じる仕事の難しさ

認可外夜間託児所勤務を経て認可こども園勤務へ 前回、夜間託児所を早々に退職したことを記事にしました。その後、私が選んだ就職先は認可こども園でした。 人生で初めてハローワークを利用しました。看護師の求人はたくさんあるものの、私は家庭の事情で働ける日時がかなり制限されており、あまり選べる立場ではありませんでした。 数少ない選択肢の中で、私のこれまでの職歴が一番活かせそうな職場だと感じたため、こども園看護師として働くことにしました。 こども園看護師の主な仕事毎日することは、園児の

    • 無認可保育施設【夜間託児所】で看護師として働いた話

      ペーパーナースの社会復帰脱ペーパーナースを目指して、仕事を探し始めた時、たまたま目に留まった仕事。それが夜間託児所での看護師募集でした。 小さい子どもとかかわる仕事の経験はあるけど、親がいない場での保育経験はない私。 夜間の勤務になるという点も不安ではありました。 でも夜間託児所ってどんなところなんだろう?という好奇心もあり… 働いてみることにしました。 とにかく人手不足な現場まず、初日。 ドキドキしながら出勤したところ、なんと夜勤は私ともう一人の先輩2人! 子どもは軽く

      • ペーパーナースは単発市場では厳しい

        昨年度末に退職してから、単発派遣の会社2社に登録し、何件か単発の仕事をしている。 ペーパーナースは、単発市場ではかなり厳しいなーと感じる。 仕事は、選ばなければ、ある。 ただし、心地よく働くのは難しいと感じた。 単発市場では、高齢者の多い急性期病棟での勤務経験をある程度の年数経験している看護師が最強だと感じた。 ペーパーナースである私ができるのは、遠方で通勤が大変だったり、仕事内容的に大変だったりする仕事、もしくは期間限定の仕事になると思う。 経験した単発派遣の仕事

        • 脱ペーパーナース計画

          私は、ペーパーナース歴18年。 看護師資格を持ちながらも、看護師として働いたことはほぼない。 臨床経験は4年あるけど、産科で助産師として働いた経験しかない。そんな私が、脱ペーパーナースを試みている。 まず、私の背景を少し。 助産師&保健師として育休など以外はほぼぶっ続けで働いてきたものの、家庭の事情により2022年度末に退職し、今は主婦。 退職してから、医療系の派遣会社に複数登録し、単発の仕事をしているが、ペーパーナースは単発派遣市場ではかなり厳しい。 単発派遣において

        認可こども園パート看護師が感じる仕事の難しさ

          【大阪府】コロナ感染が疑われる時

          ※2022年8月16日時点の話です。 ※大阪府下の内容です。 ※刻一刻と状況は変わるので、大阪府のホームページで最新情報を確認してください。 看護師として受診相談センターでたまに勤務している。現在の状況から、大阪府府下でコロナ感染が疑われる場合のことを私がわかる範囲でお伝えしたい。 【状況】 8月に入り、大阪府内の受診相談センターの電話はほぼフル稼働。 大半が、「熱が出てきた。受診したいorどうしたらいいか」というもの。 第7波は感染者数の数自体が多い。 それに伴っ

          【大阪府】コロナ感染が疑われる時

          療育手帳(大阪府在住)について

          私の住んでいる大阪府の場合、発達状況が知的障がいの障がい域に入っていると認められた場合、「療育手帳」と呼ばれる手帳が交付されます。都道府県により、手帳の呼び方は異なるようですが、同じ意味合いを持つ手帳は日本国内に住んでいれば必ずあります。 市町村保健師として働いていたとき、保護者のなかには療育手帳の存在そのものを知らない人もいたし、聞いた事はあっても詳しく知らないという人もいました。 もちろん、知った上で申請しない人、抵抗のある人もいました。 私の場合、子どもが2歳台で申

          療育手帳(大阪府在住)について

          障がい受容とは

          私は市町村保健師として母子保健に携わるなかで発達に遅れや偏りのある多くの乳幼児にかかわってきました。また、私自身の子どもが乳児期から発達がゆっくりな経過があります。 前回のnoteで発達の遅れや偏りに不安を感じた時について書きました。 今回は、自分の経験からみた障がい受容や「発達の遅れや偏りの受け入れ」について書こうと思います。 「発達の遅れや偏り」というのは非常に広い概念ですが、実際、母子保健の現場ではそういう広い対象が支援対象になります。 就学時点で支援の必要がなくな

          障がい受容とは

          子どもの発達に不安を感じるとき

          私は在職中に発達の遅れや偏りのある多くの乳幼児とその保護者と関わってきました。また私には乳児期から発達が遅く、現在は中度知的障がいがあると言われている娘がいます。 それらの経験を通して、子どもの発達に不安を感じるときについて綴ります。 私の経験は就学まで(年長まで)に限られるため、乳幼児期の発達と思っていただけると助かります。 私は多くのケースとのかかわりから、子どもの発達の可能性は無限だな、と感じています。 いわゆる「一歳半健診でひっかかった」という場合で、支援者サイド

          子どもの発達に不安を感じるとき

          退職と抱負

          今春、10年(育休など除く)働いた市町村保健師の仕事を退職した。 大好きだった母子保健に関わる仕事。 退職は自分の気力•体力•能力や家庭の状況など総合的に考え、約3年悩んだ末に決めた。10年、好きな仕事をできたことに感謝している。でも大好きだったから正直、未練もある。 私は大好きな状態で恋人と別れざるを得なかった、というような経験はないけれど、そういうような感じなんだろうなぁって思う。「好きだけど、将来を考えたときに別れ以外の選択肢がない」みたいな、そういう心境。失恋ソ

          退職と抱負