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「マインドフルネスとウェルビーイング」10:ウェルネスと習慣・米国ライス大学オンライン講座

講座で学んだ内容を
12回にわけて紹介しています。
今回は第10回です。残り3回頑張ります!

ウェルネスについて

ウェルネス(体の健康)は
一般的に7つの要素から構成され、
相互に関係しあっている。

どれを優先しなければならないと
いうわけではなく、ひとそれぞれに
優先順位、やり方、願望がある。

自分自身のなかで、各要素の
バランスを保つことがウェルネスに
大切である。

プレッシャーがかかると、
そのバランスを犠牲にして、
重要かつ緊急だと判断したことを
優先するようになる。

そして、ストレスがかかるように
なっていく。

【ウェルネスの7つの要素】
感情
身体のウェルビーイング
社会的
精神
知性/認知能力
職業
環境

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease

習慣について

脳はトリガー、行動、報酬という
学習システムがある。
よい報酬が与えられると
脳は習慣として記憶するようになる。

われわれの行動の40%が
習慣に基づくという研究もある。
この習慣を変えることは非常に難しい。

習慣を変えるのは
意思の問題ではなく、
脳の回路の問題だ言える。

マインドフルネスプラクティスは
習慣を繰り返しているときに
体の中で何が起こっているのか教えてくれ、習慣を繰り返しているということ自体を
自分に気づかせるのにも役立つ。

特に、RAIN(Recognize, Accept, Investigate, Non-Identification 認識、受容、検証、同一化せず距離を取る)は
怒りなど、困難な感情に対処するのに
役立つ。

内なる批評家とセルフコンパッション(自分への思いやり)

内なる批評家
(自分の考えや行動を抑制する考え)の
根源については、
過去のつらい経験から生まれる、
自分を守るためであるなど、
心理学者の間でも諸説ある。

内なる批評家は向上心を生むとされるが、「~しなければならない」
「いつも」「ぜったいない」
などということばを自身に投げかけ、
体を緊張させ、硬直させる。

一方、セルフコンパッション
(自分への思いやり)が強いほど、
幸福感が高く、人生に満足し、
やる気がでるといわれている。

セルフコンパッションに関して
1200件以上の臨床試験が実施されており、
セルフコンパッションによってネガティブな感情が低下し、
ストレスを乗り越える力(レジリエンス)が向上すると報告されている。
つらい経験を無視し、
セルフコンパッションだけを
感じることはできない。

このようなときは
マインドフルネスプラクティスが役に立つ。

マインドフルネスプラクティスは
セルフコンパッションにも通じる。

所感

すごいボリュームでしたが、
深く学ぶことができました。

マインドフルネスと
セルフコンパッションをつながっています。

どちらがいいと比べず、
マインドフルネスプラクティスも、
セルフコンパッションも
実践していきたいと思います。

今後の課題

ウェルネスとウェルビーイングと
いう二つの単語が出てきました。

両方とも日本語に訳すと
「健康」という概念に含まれてしまいます。

健康というとヘルスという単語もあります。

この違いについては、
この記事で書きましたので、よかったら
ご覧ください!

講義の情報

コーセラで受けています。
講師は英語も説明もとってもわかりやすい
ライス大学のElizabeth Slator博士です。

講座自体は4部構成、各部は3つに分かれていて、
今回は最終部4. Achieving Positive Healthの
1.Module Contentを紹介しました。
【構成】
1. Stress and Mind/Body Systems
2. Mindful Stress Reduction
3. Creating and Substaining Balance on the Unstable World
4. Achieving Positive Health

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease

1.Module Content(基礎知識習得)
2.Practice(ワークや瞑想)
3. Resorce(論文や資料)

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease

過去の受講記録

過去の受講記録はこちらをどうぞ。

マインドフルネス全般の記事はこちらからどうぞ。


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