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マインドフルネスの研究って?Research on Mindfulness by PubMed

マインドフルネスってよく聞くけど、歴史とか根拠とかってどうなんだろう、思って研究について調べました。多くの研究者が研究されて、論文を発表されていることが分かりました!

最初に発表された論文は1980年代

世界中の論文を無料で検索できるPubmedで
”mindfulness”が最初に使われた論文を調べました。
1980年、ハーバード大学のEllen J. Langer教授が使ったのが初めてのようです。

このときの”mindful”の使われ方を、かなりざっくり言うと、「気を払う」という意味で使われていて、「気に留めない」という意味の”mindless”と対比的に使われています。一部を抜粋して紹介します。

A mindful "normal" and a mindless "normal" control group were included in the design.

Langer EJ, Imber L.Role of mindlessness in the perception of deviance.
J Pers Soc Psychol. 1980 Sep;39(3):360-7. doi: 10.1037//0022-3514.39.3.360. PMID: 7431203.https://doi.org/10.1037//0022-3514.39.3.360

2007年ごろから急激に伸びる

Google内でマインドフルネス研修プログラム「Search Inside Yourself(SIY)」が始まったのが2007年。このころから、発表論文数も増えています。

“mindfulness”で検索してヒットした論文数(Pubmedで計算、2021年12月現在)
※著作権は放棄しておりません

上のグラフを解説すると
1980年~2000年ぐらいまでは年に1~2報
2007年あたりから急激に増える
2020年1年間ではなんと1776報!

1980年以降これまでの論文総数は10000報を超えています。
PubMedに掲載されていない論文もあるとは思いますが、多くの研究者がこれまで研究をされていて、今も研究は拡大していることがうかがえます。

日本でもマインドフルネス学会が2013年に立ち上がっていますし、
これからどんどん研究が伸びていく分野なのかもしれないな、と思いました。

なお、今回の記事については、わたくしの個人的な調査に基づいたものです。内容を保証するものではございませんので、ご了承くださいませ。
また、上記のグラフを使用になりたい場合は、ご連絡をお願いいたします。

精いっぱい文章を書いておりますが、サポートいただけるとさらにお役に立てることが増やせると感じています。よろしくお願いいたします。