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10/9-10/15の記録

コンクリートにぶつかる雨粒の音で目が覚める。北陸は雨が多い。カーテンの隙間から少しだけ見える空は重たくて、雨粒はメロディーの裏打ちを奏でるように軽やかだった。顔を洗って歯を磨く。再び部屋に戻ると雨は上がっていた。光が雲から現れて、賑やかだった裏打ち部隊はすでに舞台袖へ捌けていた。読めない天気ばかりだけど、わからなさも丸ごと抱えて進むしかない。そんな1週間の記録です。

●10月9日(月) 腹の虫が鳴いている
久しぶりに声を強めてしまった。ある契約を解約するために電話をかけたのだけど、あからさまに解約自体をやめさせたいという思惑が見え見えで、どうしてそんな不可能に近い手続きを求めてくるの…?とふつふつ怒りが湧いてきた。最終的には解約できたのだけれど、悶々としたものが残る。もうしばらくは静まらなさそう。お腹も空いていたのでこれはだめだと思い、山盛りのパスタを作ってわしゃわしゃ食べる。
こういう類の怒りはできる限りしたくないんだけどなあ。冷静になれば聞きたいことも色々あったはずなのに、怒りという感情に包囲されてしまった。そんな自分に怒りたくなるけども、そこまでする必要はないはずだからわたしは引き続きパスタを食べます。

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