見出し画像

ドイツ 異国の地で号泣する日々

noteの更新もだいぶ間が空くようになってしまった。
「継続すること」本当に苦手だな〜と思いつつも、
”To Doリストをつくるのをやめる” と決めたので、
そんな自分でもいいやと継続できない自分を責めるのをやめた。

90日も経ったなんて

今年の6月末にドイツに入国して、ドイツ生活を始めて
すでに3ヶ月が経った。
オーストラリアでワーホリをしていた時よりも
時間の速さが速すぎて驚いている。

10代〜20代前半の頃の自分と29歳の自分の時間の体感が
違いすぎて、なんかもうこのまますぐに100歳くらいになるんじゃないかと思う。
年を重ねると、時間の感覚がどんどん早くなっていくのは本当に不思議。

泣き虫です、私

突然の告白ってわけでもないですが、私はすごく泣き虫です。
正直、ドイツに来て、たぶん1週間目くらいで彼の前で泣いた気がする。

私はもともと、涙もろい。
小学生の頃、ポケモンの「ミュウツーの逆襲」の映画をみて
オリジナルとコピーが戦うシーンでも号泣していた。
そして、大人になってからも同じシーンで泣いた。

感動して泣くことも、悲しくて泣くことも、
なんなら怒りの感情や憤りの感情でも泣く。
とにかく、涙腺が崩壊している。

そんな私にとって、ドイツ生活は正直、楽ではない。
1ヶ月のうちに少なくとも1回はなんかしらの理由で泣いている。

何が一番、ストレスを感じるか考えたら次の3つの原因がある。

ドイツ語の壁

1つ目はなんと言っても言語の壁。
ドイツに来る前からこの壁の存在は予想もしていたし、
大変なことも百も承知で来た。
英語なら日常生活に困らない程は普通に話せるがドイツ語となれば、話は別だ。
私が住んでいるのは、ドイツの北の方のかなり小さな町。
ドイツ人が長期休暇で来るような場所で自然が溢れる
かわいい町だと思う。

でもドイツ語を話せないとなかなか買い物にも行けない。
ましてや日本人で、ドイツ語の話せない私が職探しともなれば
友達づてで本当にラッキーで見つかるくらいの確率だと思う。

英語が話せるだけで十分だと思うかもしれないが、
現実はそう甘くはない。

ドイツ語問題で言うと、今、私は彼の実家で彼の両親と生活している。
20代の若者たちは、普通に英語を話せるので会話に困らないが
親世代となると英語を話さないのも普通。

彼のお母さんは英語を話さない。お父さんは少し話せるくらい。
彼が仕事に行っている間、私はお母さんと二人で家にいる。
コミュニケーションを取るのもジェスチャーや翻訳アプリを使いながら
なんとか取っているという感じ。
3ヶ月経った今では、少しずつ会話っぽいこともできるようにはなってきたがまだまだ普通には話せない。

居候の暮らし

2つ目は、彼の実家に居候しながら暮らしているということ。

ドイツは日本と比べると物価も高く、アパートを探すと言っても
家賃も高いところが多い。(ユーロに対して円が弱すぎ(涙))

私は現在、無職で彼が働いて貯金をしているという感じ。
日本の貯金もあるが、十分とは言えない。
ドイツに来る前から最初は実家で暮らして、貯金して、
2人で別の街へ引っ越そうと決めていた。

ただ居候もなかなか楽じゃない。
前述した通り、彼の両親はほぼ英語を話せない。
会話をするのも一苦労だ。

しかも彼のお母さんとお姉さんとなかなか性格が合わず、
ストレスになることが多い。
嫁・姑問題まではいかないが、やり方の違いや考え方の違いで
折り合わないことがある。
もともと友達だったわけでもない他人と暮らすというのは
本当にストレスになる。
言い返したくても、ドイツ語で自分の気持ちや考え方を
自分の言葉で言えないことにまた憤る。

大人になれば、自分と気の合わない人と一緒にいる必要もないし、
離れればいいだけのことだが、彼の家族となるとそれもなかなか難しい。

食事の文化の違いにも戸惑っている。
とにかく毎日、パンを食べる。
朝・昼・晩のうち、2回はパンを食べる。

私と彼は”食への情熱”があるが、お母さんやお姉さんは
生きるために食べる、といった感じ。

他人と暮らすって大変だ。

友達のいない世界

3つ目は、友達がいないということ。

私がドイツに来た理由は、彼と一緒にいるため。
この町に住んでいるのも彼と一緒にいるため。
これだけ聞いていると、恋愛バカのように聞こえるかもしれないけど、
理由は本当にこれにつきる。
日本で日本人と恋愛して付き合っていた頃は本当に楽だったなと今では思う。(当時は当時で別の悩みはあったにしても)

ドイツに友達はいない。
オーストラリアで知り合ったドイツ人の友達はベルリンにいるけれど、
どちらかと言うと彼の友達といった感じ。
もちろん彼の友達と会って、話をして、一緒にご飯を食べて。
彼らはみんな英語を話せるから、素直に楽しめる。
知り合いは増えたけれど、ただ買い物に行くとか、カフェに行くとか、気兼ねなく、目的もなく、誘い合える、そんな友達はまだいない。

29歳になると、友達ってどうやって作ってたっけ?とも思う。
友達のいない世界は結構ツライ。

インスタやフェイスブックで世界中にいる友達といつでも簡単に連絡を取ることができるこの時代に、友達が居ないと感じるのは不思議な感覚だ。

”恋愛と友達、どっちを取るの?”という質問があるが、
今の私なら、本当にどちらか1つを選ぶことはできない。
どちらもあってほしい、と思う。
心のバランスを保つには、彼氏だけじゃ埋められないものもある。

友達の存在は偉大だ。

本当は泣きたくない

泣き虫な私も、本当は毎回、毎回、泣きたいわけじゃない。
涙を流すことは、体にとっても、心にとっても、大切なことで、悪いことではない。

それでも、私が泣いていたら、彼は心配するし、目だって腫れるし、
また泣いてしまったと思う自分もいる。

日本にいる父とビデオ電話をしながら、一度だけ泣いたことがある。
いつでも日本に帰ってきていいやで、と言ってくれる家族がいる。
それでも、ここに居たいと思うのはやっぱり彼の存在が大きい。


今、このnoteを書いていて、ストレスの原因になっていることのうち、
解決できるものもあると思えば、未来は明るい。

ドイツ語も今までの人生でかじったこともないのに、独学で、3ヶ月で
話せるようになるわけがない。

引っ越しさえすれば、彼の両親や姉からのストレスは減る。

友達だって、仕事を始めたり、ミートアップに参加すればできるかもしれない。

テレビゲームのように自分のレベルを上げていけば、
今まで泣いていた自分も可愛いかったなと思える日がくるかもしれない。

次、もし泣きそうになる瞬間が来たら、このnoteのことを思い出そうと思う。




ありがとうございます! サポートをいただいた際には、新しい人生経験のために使わせていただきます♪ 経験は人生の糧!何事もポジティブに、前向きに・・・:)