サッカー女子になろうとした話①
大学以降に私と知り合った人は、多分、私のことをホッケーの人だと認識していると思います。
大学ではホッケー部での生活に明け暮れていたし、就職してからも、ほぼ毎週末、母校のグランドに通ってコーチや監督業に私生活を捧げていたので、そう思うのも自然です。
でも、実は私にとってホッケーは意外と、one of theスポーツという感覚です。間違いなく大好きだけど、他のスポーツも割と遜色なく好き。
(ただ、ホッケーは練習にかけた時間が他と桁違いな分、技術が身についているので、他のスポーツより楽しめるというのはある。)
前置きが長くなったけど、そんな訳で今日はサッカーの話をしたいと思います。
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私にとってサッカーはずっと身近な存在でした。
父親がサッカーをする人なので、家にサッカーボールはいつもあったと思うし、テレビもサッカー中継が多かったです。
小学生の頃、父のサッカーの試合を観に行ったりもしました。(ちなみに父は60歳を超えた今でもシニアチームでプレーしています。)
振り返ってみれば、父親がもっとサッカーを推してもおかしくなかったと思うのだけど、特にそういう事もなく、身近なスポーツながら、ほぼ無縁な学生生活を送りました。
私が小学生の頃の日本では女子でサッカーをしている子は周りにはほとんどいなくて、私も体育でやるくらい。
でも、中学から行ったアメリカではサッカーはどちらかというと女子のスポーツという印象でした。
私の高校では少なくとも、サッカー男子はメジャーな存在ではありませんでした。男子の花形スポーツは圧倒的にアメフトで、野球も結構リスペクトがあって、後はバスケという感じ。
サッカー部男子はダサい訳では全然無いけど、あんまり目立たない印象。(もちろん、人によるけど、ひとまとめにするならば。)
それに対して、サッカー女子はクラスの人気者、いわゆるスクールカースト上位というイメージ。
アメリカのハイスクールでスクールカースト上位と言うと、チアリーダーのイメージもあると思いますが(映画などの描写にもありがち)、
そしてそれはそれで相違ないのですが、サッカー女子はもう少しサバサバ系?(死語?)な人気者という感じ。
ちなみに、この「サッカー女子」に対するイメージは、もはや形容詞として使われている節があるなと思ったので調べてみたら、やはりurban dictionaryにそういうニュアンスで掲載がありました。
(urban dictionaryはスラング版Wikipediaみたいなサイトで、私は辞書で調べても意味の分からない言い回しはここで調べてみたりします。)
ちょっと面白かったのでスクショを貼っておきます。
まあそういうことで、高校の女子サッカー部はキラキラ人気者女子の集まりであり、コミュニケーションに難あり(言語的に)な私がスキル無し(初心者)で入部できる部活では到底ありませんでした。
(勿論、これは単に私の当時の心境で、そんなステレオタイプに縛られる必要はないです。)
時は飛んで、、
社会人になってからもホッケー漬けだった私は、6年間務めたコーチ・監督業の引退を決めた後、引退後の余暇の使い道について考えていました。(※会社員はずっと続けています。)
そして、思い至ります。
サッカーしたいな、と。
身近に感じながらも、小中高と取り組むことはなかったサッカー。絶対楽しいと思うのに、あんまりやったことのないサッカー。
29歳(当時)で始めるスポーツじゃないかもしれないけど、、
でも、始めるなら今が一番早い。今or never。
黒柳徹子さんも言っています。
「今(ピアノを)始めなかったら来年の今頃、私はこう思うわ。去年始めていればピアノ歴1年だったのにって。」
黒柳さんも今やピアノ歴7年とかです。(たぶん。)
私も、今始めなかったら、来年(30歳)の私はきっと思うわ。去年始めていればサッカー歴1年だったのにって。
というメンタリティになり、引退したらサッカーやるぞと心に決めました。
その②へ続く!