SLOW WAVES issue1 感想
『新宿海底』人子一人さん
「そろそろーこの世とあの世の境目もここだと思うー足がつかない」
が一番好きでした。
『“小さな”人々のストーリーを、海を越えて届ける』
土橋美砂さん
甲谷さん93歳現役漁師さんなのも凄いけど、過去の事ももっと知りたいと思うぐらい凄かった。
『バンコク辺りで』佐々木美佳さん
めっちゃいい。お二人が素敵な未来が続いていきますように。
『君と海の放送局』小舟祐輔さん
大宮民の私は普段なら浦和は敵だ(笑)
けれどこんなふうに浦和が出てくると、とても浦和が誇りに思えてくる。
私も茨城の海にふらっと行ってみたくなった。
『いつからか海をさん付けで呼んでいる』辻述さん
「えら呼吸する奴にしか分からない人工海水のあの感じ」
が一番好きでした。
『潮風と窓辺、高台にて』佐藤舞花さん
「恋人ができたので……」のところで「え?なんでやねん!」と関西人でもないのに声に出してツッコんでしまったほど短い中に引き込まれた。
展開はベタなのかもしれないけれど、とても好きな作品だった。
『犀川の詩人へ』石川慶宗さん
革靴で海にって大丈夫?などと心配しながら読んだ。
愛知県の海というと、父方の実家の知多半島を思い出す。私も時間を気にしなでゆっくり海を眺めたくなった。
『ランナーズオーシャン』倉畑雄太さん
音楽聴きながらの軽いランニングのような走りではなく、走ることに集中するランニング。
どこで海が出てくるのかな?と思っていたら、そういうことなのね、と。
『あなたの部屋の壁にかかっている時計が壊れるほど針は回り、海だけが知っている時間が経った』今枝孝之さん
私は岐阜で生まれ育ち、結婚で埼玉に来た。
海無し県で生まれ育ち、海無し県にきた。
そんな私だからこその海への憧れと望郷のような想いがある。
そして日立の海はずっと行ってみたいと思っているところだった。これを読んでもう「行ってみたい」ではなく、近いうちに「行こう」の思いに変わった。
『テレフォン・トゥ・ラ・メール』今枝孝之さん
1994年、私は20歳の頃だったな。
確かに変わったファッションしてたかも、周りが。
私も理由が好きです。同じ理由で。安心します。
5月の新刊楽しみです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?