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真冬には薬膳鍋

みなさん、こんにちは。
日本では梅雨入りが遅く、だいぶ暑くなってきたと聞きますがいかがお過ごしでしょうか。

こちら南半球のシドニー、冬でございます。
たまに言われます、シドニーって年中暖かいんじゃないの!?と。
日本ほどではないもののそれなりに寒くなります。
最近はもう毎日寒い、シドニーの冬ってこんなに寒かったっけというほど寒い毎日。
昨日なんか寒いかつ一日中ひどい雨で、仕事だったけど案の定誰も街を歩いていなくて暇で暇で仕方がなかったです。

そんな寒い日のお助け料理、鍋!
私は年中無休で鍋料理をよく作ります。
野菜がたっぷり食べれてタンパク質も意識すればきちんと摂れます。
その上材料の用意さえしておけば仕事から帰ってささっと作れる便利なもの。

冷凍のスライスのお肉(今ではColesでも見かけるようになって、とても便利になった!)、キノコ類の購入したら使う分だけ冷蔵であとは冷凍庫に、野菜は新鮮なものを使うのはもちろん、私は白菜の古漬けをお鍋にする酸菜白肉鍋もお気に入り。冬の間に美味しそうな白菜が安く手に入ったらその日に使う分を残してあとは塩漬けにしておき、しっかり漬かったらお鍋にします。酸味が足りなければお酢を足したりも!
サーモンを入れて味噌鍋にしても良いし、お豆腐も最近はアジア系の美味しいものが比較的どこでも手に入るようになったので嬉しい。キムチだって近所のウールワースで手に入る!!
この8年でシドニーは随分と住みやすく便利になったなぁとしみじみします。

今夜は身体を温めたかったので台湾の薬膳鍋、麻油鶏を作りました。
台湾ではどうやら冬の定番、且つ産後の女性が補血をするために食べるというもの。数年前にひょんなことから存在を知りYoutubeなどでレシピを漁って自己流で作っています。

作り方は簡単!
生姜のスライスをごま油で炒めて、そこに鶏肉(できればぶつ切りや骨つきを)を入れて表面に軽く色がついたら台湾の料理酒、米酒を一本丸ごと入れて煮る。(水分足らなかったらお水を足しても!)私は棗も一緒に煮ます。
20分ほど煮たら私は厚揚げ、キノコ、キャベツを入れて煮えたら素麺も入れ、煮えたらニラと美酒に浸しておいたクコの実をお酒と共に入れて完成!
お好みでお塩で味付けをするのですが、私は鍋の味付けは特にせずにニンニク醤油のつけだれで食べるのが好きです。

我が家の台湾料理さんのYoutube、わかりやすいレシピを紹介してくださっているので見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=st5l7CU1NPg

今日も食べている最中から、あんなに冷たかった足の芯までぽっかぽかに。
改めて医食同源、身体を作る食べ物の重要さを実感します。
鶏肉も昨日Carriageworks marcketのお気に入りのお肉屋さんで買ってきたpasture raisedの鶏一羽を捌いて手羽ともも肉を使いました。ここのお肉はたまに買うのですが、とにかく柔らかくて美味しいです。
普段、極力オーガニックやpasture raisedのお肉を食べるようにしているのですが、鶏一羽購入だとオーガニックのものでも一羽で30ドルほどなので、部位ごとのお肉を買うより経済的です。
残りの鶏ガラは薬膳スープ、ボーンブロスやフォーなどのスープ作りに使う予定でそちらも楽しみ。うふふ
鶏ガラ用の骨にお金を払うのはなぁと思っていたので、これからもっと鳥を丸ごと購入しようと思いました。鶏ガラスープを作る人、捌く手間が気にならない人はぜひお得な一羽丸ごと買ってみては。

そしてこのお料理に使う台湾の料理酒米酒。私は普段料理酒として使っています。煮込み料理でも炒め物でも、なんでももうずっと米酒。

こちらを愛用中。 https://www.shingihou.jp/product/taiwanmijiu/


日本の調理用料理酒はなんか色々入っているし、日本酒は高い(一番安くて30ドルから)、でも米酒なら一本10ドル以下ほどで購入できるので経済的。大抵の中華系スーパーにも置いてあり手軽に買え、日本酒が醸造なのに対して米酒は蒸留。日本酒の甘さはなく結構アルコールの主張を感じるが、肉や魚の臭みを消すには十分役割を果たしてくれます。
初め、日本食の繊細な煮物などの味を表現するにはクセがあるかな?と思ったけど今ではすっかり慣れてしまって私のパントリーには欠かせない調味料になりました。

海外にいると思うように食材が手に入らなかったり調味料が高かったりするけれど、工夫さえすれば楽しく美味しく自炊ができます。
オーガニック食材が手に入りやすいシドニーだけどお値段が高くてなかなか買いづらいですが、学生時代の私は当時通っていた有機野菜のお店でご縁があり働かせてもらっていて社割で買っていました。しかもお客さんが来る前の開店準備中に良い野菜を自分用に選ぶのに必死でいつも怒られてたり。笑
おかげで新鮮なオーガニック野菜を昔からたくさん食べていましたし、食にこだわりの強かった私は自身の勉強のためにもお金を惜しまず使っていました。
例えば人にこういうものを食べましょうというのは簡単だけど、どこでそれらが手に入るのか、金銭的に続けられるのか?そういった日常生活への落とし込みやすさなども自身で経験するのが大事だと思ったからです。
当時お客さんたちから聞いた美味しいレシピ、無駄なく野菜を調理する方法なども知識となって私の為になっています。

おかげで今も健康への意識の高い方への生活のアドバイスをする際も自分の知識と経験が役に立ってるなぁと日々実感します。ですがあくまでもアドバイス。こういうものもあるけどこっちでも十分だよ!といったように完璧じゃなくても良い習慣を一つずつ取り入れていければ上出来なのです。


毎日忙しい中栄養たっぷりのご飯を毎食食べるのは難しくても週に一度でもきちんとした食事をするだけでも身体は応えてくれます。工夫次第で値段はいくらでも抑えられるし、健康的な生活への投資は必要経費ととらえてたまには質の良い食事をしてみましょう。


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