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これぞ島の結婚式

義弟の結婚式に参加することとなり、「島の結婚式」はどんなものなのかワクワクしていた。

ぼくが知っている東京の結婚式は、きれいなホテルで決められたフォーマットで行うことが多い。1日に何組も代わる代わる挙式していく流れ作業にも疑問があった。そもそもコストが高すぎやあしないかい。若い夫婦の門出を祝うのに、かように過大な出費を被らせるのは本末転倒だ(何目線かわからなくなってきた)。

島の話に戻ります。今回の披露宴の中では、嫁が披露宴の中でトランペット演奏することになっていた。そのリハーサル、弟が指揮者の真似事をして、姉が演奏する。仲のいい姉弟。微笑ましい光景だった。

さて、式本番、何人いたんだろう。実数不明ですが100~200?大勢の人たちが集い、宴は執り行われた。式の中盤では、新婦のお色直し後の再入場に合わせて、うちの嫁のトランペット演奏。新婦はお父さんと連れ添っての入場だった。うちの嫁にはこれを体験させてあげていない、お義父さんにも。感慨深く見守った。

式の終盤は歌あり、踊りあり、三線あり。
それはそれは「島らしい」ものだった。
親戚のおじちゃんの歌声は威風堂々としたものだった。島の人は歌うのが好きらしい。歌を聴きながら、手ぶりをつけて踊る奥様方。三線片手に素晴らしい島唄を唄う女性。かっこつけた式ではなく、皆で祝い、皆で喜ぶ。こういうのがいいなと思った。ラストは壇上に人が入り乱れてのカチャーシー(手舞い)で大団円。

笑顔があふれる宴だった。

徳之島への恩返しとして「何か」します。例えば、地域活性、教育の普及発展、空き家対策改修などなど、何か役に立ちたいです。