見出し画像

当たり前の基準をちょっとずつ上げよう

以前、本屋さんで見かけたんですよ。

「嫌われる勇気」と「あの人は、なぜ好かれるんだろう」と真逆のタイトルの本が並んで積まれているのを。なんか苦笑してしまいました。人って矛盾を抱えて生きているのねと。

で、今日はその話じゃなくて・・・(矛盾という意味では同じなんですが)。

「そのままでいいんですよ」って書いてあったり、「ずっと成長し続けることが大事」と言われたり。どっちよ?と思うこと、ありますか?

心持ちの違い

やっぱりね、ちょっとずつ成長したいって思いますよね。ただ、この成長って、「足りないから」という欠乏の意識ではないと思うんです。

欠乏している意識からだと、どんなに成長していても、永遠に「私なんてまだまだ」と自分を認めてあげていない状態。これは苦しいですよ。

今のままでもいいんです。だけど、もっと違う景色も見えるかもと思って、高揚感を持ってやっていけるといいんじゃないかなって。

構えるのではなく

よく自己啓発の本などで「コンフォートゾーン」から抜け出すこと、とか書いてありますよね。

成長するためには自分にとって居心地のいい状態から、ちょっとずつ抜け出していこうという。なんかそう考えると、ちょっとずつ居心地の悪いことに挑戦するみたいな感じで、まあそういうことなんだけど、もっとのびのび考えてもいいんじゃないかなって。

たとえば、その居心地の良さのレベルを上げていく感じです。

たとえばね、ランチにかけるお金をたまに1.5倍にしてみるとか、なんとなく気になっているけど、ちょっと高いなって思ってスルーしているワインを飲んでみるとか。

起業しているなら価格を2割上げてみるとか、会社員なら普段は高いなと思って手が出なかった本を買ってみるとか。

ウォーキングの距離を2割長くするとか、睡眠時間を30分延ばすとか。人に会うのが億劫なら、好きなことで自分主導で(自分に甘い条件で)人と会える機会を探ってみるとか。

なんかちょっと気が引けてちょっと躊躇していることをやってみる。やってみて、いいじゃんと思ったら、続けてみる。それを当たり前のように続けられる自分になる。そうして、ちょっとずつ当たり前の基準が上がっていくと、なんかいい感じになっていくかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?