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長い時間手を当てることが重要

前回、「どこに手を当てればよいのか?」で、手を当てる箇所について書きました。
その結論としては、自分のやり方でかまわないということです。
ただ私は、手を当てる場所よりももっと重要なことがあると思っています。
そのことを今回は書きます。

レイキを習った人が陥りやすい罠

レイキは、簡単な講習を受けるだけで、すぐに使えるようになります。
だいたい1日(6時間)の講習、あるいは半日(3時間)の講習で、もうレイキストと言えるのです。
こんなに簡単に身につく能力って、他にはほとんどないのではないかと思うくらいです。

しかし、ここに落とし穴があります。
それは、習って使えるようになっているのに、それを実感できないということです。
なぜなら、その実感する感覚は、人それぞれであり、すぐには得られない人が多いからです。

これは、レイキの講習方法にも原因があります。
たいてい、その講習の中では座学が中心となり、実習する時間が少ないからです。
こうしなさいと教わることと、その通りにやってみることは別のことです。

また、実習を増やしている講座でも、ただやらせて終わりというケースが多いです。
その通りにやったとしても、1回やるのと2~3回やってみることは、まったく別のことです。
そういう状況では、受講者が実感しているか確認することができないでしょう。
充分な実習をするには、半日や1日の講習では、ほとんど不可能なのです。

こういう講座を受講すると、ほとんどの人は講習後に実践をしません。
せいぜい自己ヒーリングをするくらいです。
スクールによっては、自己ヒーリングだけしなさいと教えるところもあるとか。これには驚きました。

なお、スクールによっては、受講後のフォローをしっかりしているところもあります。
こういうところだと、実感するまでフォローしてもらえるので、とてもいいのではないかと思います。

10分では短すぎる

レイキ講習を受けて、それでも実感が得られない人の話を聞いてみると、ほぼ100%、他人へのレイキをしていないことがわかります。
毎日自己ヒーリングする人はいますが、他人に対してしていないのです。
また、他人にレイキをしていても、せいぜい5~10分程度。長くても15分です。
これでは圧倒的に短かすぎます。

レイキは、残念ながら瞬時に効果が現れることはあまりありません。
歯痛に対するレイキは、わりと早く効果が現れますが、それでも5分はかかります。
偏頭痛だと、だいたい1時間は必要だと思われます。
慢性的な腰痛などは、最低でも1回1~2時間を3回以上繰り返す必要があるでしょう。
もちろんこれはケース・バイ・ケースなのですが、そのくらい時間がかかるということです。

ですから、レイキの実践においては、最低でも30分、できれば1時間の施術をしてほしいのです。
西洋レイキのスタンダードポジションで、手を当てる場所を変えながらでもかまわないので、1時間の他人に対するレイキをしてほしいと思います。
そしてレイキ講座の講師は、他人に対して長時間のレイキをすることを忘れずに伝える必要があると思います。

相手から感想を聞くこと

また、他人にレイキをした後、感想を聞いていない人も多いですね。
聞いてみると、「夫に対してするけどすぐに寝てしまうので」とか、「手が熱いと言って嫌がるから、寝ている間に少しするだけです」という人が多いです。
この「感想を聞く」ということが、レイキの実践ではとても重要だと思っています。

と言うのは、相手がどう感じたかは、相手に聞いてみないとわからないからです。
レイキを受けた感覚は人それぞれですが、だいたいこんな感じを受けるということを、前に「レイキで体感する3つのこと」で書きました。
そういったことも、相手から感想を聞いていくことで、だんだんとわかってきます。
仮に自分がまだ「感じる手」になっていなくても、相手の感想を聞くことによってレイキの効果を確信し、レイキを続けられるようになるのです。

ですから、特にレイキを習ったばかりの時は、相手の反応に注意し、感想を聞くようにしてほしいと思います。
なお、先ほど書きましたが、「すぐに寝てしまう」とか「手が熱い」という反応は、明らかにレイキを受けた反応ですからね。
こういうことを、レイキの講師はしっかりと教えてあげてほしいと思います。


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