夕闇迫るプチ異世界散歩
9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
これからは台風も増えるでしょうし、暑いのにも飽きてきました。
もうそろそろ涼しくなってきてもいい頃なんじゃないですか?
まだガリガリ君が手放せません。
暑くても歩きたい
気温が高く日差しが強いので、夏場の長距離散歩は控えていました。
熱中症も怖いですしね。
散歩が出来ない間は、これからどこに行こうかと色々な所を調べては楽しみにする日々でした。いつも、グーグルマップを航空写真モードで眺めながらどの道がどこへ繋がっているかなどを確認しています。
そんなことをしたからか、まだ暑いにも関わらず散歩に行きたくて仕方がなくなりました。候補がたくさん上がり、楽しみは増える一方ですがお預けを食らっている状態なのですから…
実は、遮るものがなく景色が見渡せる、広い川の土手の開けた遊歩道を長々と散歩するのが夢でした。これを長距離散歩にしたら町から町へといくらでも渡り歩けそうです。
夏の終わりと夕日
9月の初めは晩夏であり、初秋です。
実際には30℃越えとかしていますがとりあえず置いておいて…
私は空を眺めるのも好きなのです。眺めているだけで落ち着きます。
夏は夏らしく真っ白な積乱雲がもくもくと空を覆い、空を近くに感じられます。空の濃い青色との眩しいコントラストが堪らなく好きです。
そしてそろそろ、積乱雲が少なくなり薄い雲が見え始めるでしょう。
空が高いと感じ始めたら秋の始まりだと思っています。
夏が去ると、ちょっと寂しいような気分になるのですが、わかる方はいますでしょうか。ノスタルジックな感じです。
秋と夕日は似ている。夏から秋にかけて、特にそう感じます。
気分的なものも相まって、普段の夕日も綺麗に見えるような気がします。
そうだ、夕暮れ散歩をしよう。
気分は冒険者
人は慣れる生き物です。
慣れてしまうと、新鮮味がなくなり小さなことも見落としがちです。
そんな時にはこれ!歩いたことのない道の散歩するといいですよ!
どこに何があるか知らない道…冒険心をくすぐられます。
気分はダンジョンゲームのマッピング。
行き当たりばったりなので行き止まりに突き当たことも、時には何の収穫もないことがないこともありますが、気分転換にはいいと思っています。
今回は、唐突に思い立ったので一駅だけ歩くプチ散歩にしました。
時間的にも丁度夕方から夜に変わる頃で、街灯も点き始めました。
夕空色と街灯の橙色が相まって、ノスタルジック感が強まります。
さあ、どの道を歩こうかな。
ちなみに、長距離散歩中は道端にある自販機のことを
「セーブポイント」と呼んでいます。
時間帯で変わる景色
近くに土手のありそうな川がありましたが、そちらを通るとちょっと時間がかかってしまうので、手前に流れている小さい川の方の道を歩きました。
開けているので解放感がとても良さそうだったのですが、それはまた次の機会に楽しもうと思います。
川沿いには芝生のある公園やマンションが立ち並び、遠くを眺めようとすると自然と空を見上げる形になります。それはそれで、刻々と変わりゆく空に集中出来るのでよかったですよ。
歩き続け、じわじわと夕闇が空を覆い始めます。肉眼ではぎりぎり足元が見える程度でしょうか、だいぶ暗いです。街を照らす灯りが眩しく感じられます。
しばらくして、いつも遠くからしか眺めたことのない日産スタジアムが見えてきました。周りが暗いので、スタジアムにたかれた大量の灯りが辺りを照らします。日中に見るスタジアムとは別の建物に見えてくる程に、何か迫ってくるものがありました。
スマホを構え構えてみると、なかなか綺麗に撮れましたよ。
このキラキラ感、何かのにアミューズメント施設にさえ見えてます。
異世界から現実に引き戻される
知らない街の、知らない住宅街。
知らない人々が、それぞれの生活をしています。
どこからか夕飯のいい香りが漂ってきたり、別の所からはシャワーの音と共に石鹸の香りがしてきます。今夜はカレーか。ちょっと辛そう。こっちの家は焼きそばかな?ソースのいい香り。
どんな間取りでどんな生活をしているのか、家を眺め妄想しながら歩きます。
住宅街をしばらく歩くと、駅が見えてきて唐突に現実に引き戻されます。 呆気ないですが、自分の日常に戻る時間がやってきたようです。
束の間の異世界探索、楽しかったです。
プチ散歩もいいものですね。
涼しい風は異世界への誘い
実はこの日記を書いている間に3日程経ってしまったのですが、その内に気温がぐっと下がりだいぶ涼しくなりました。寧ろ肌寒いくらいです。
この涼しさが続けば、本格的に秋ですね。
そろそろ、長距離散歩が再開出来る季節になります。
また異世界散歩が出来るのが楽しみです!
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