10月30日

 まだ夜明け前だ。私は今一人目覚めてハローウィン前夜祭を祝っている。ハローウィンを目の前にして興奮のあまり眠れないのだ。私はハローウィンのために生きてきた。ハローウィンは私の生きる目的そのものだった。今私はハローウィンのために自分を着飾って、メイクをしている途中だ。明後日には私の運命は決まるだろう。

 目をくり抜いて、口を裂いてスーパーに並ぶ私たち。さあ食べて。私は甘くておいしいハローウィン。

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