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悩みを解決するには…

逆説みたいに聞こえるかもしれませんが、究極の悩み解決法は、「その悩みを問題視しない」「その悩みを解決しようとしない」じゃないでしょうか!

「悩みを悩みとして見ることが問題だ!」なんてよく言われますよね。それは真をついているんです。

実際に時間と共に、ほとんどの悩みは自然に解決しているか、消滅していることが多いですよね。私の場合は、今までのどんなに大きな悩みだったとしても、それが10年以上続いていることはほとんどありません。

全てのものは変化していくので、悩みの原因になっていることも変化の流れからは逃れられません。

自分で頑張って悩むを解決しようとすればするほど、状況は悪化していきます。変えられない状況に意識を向けて心配したり、イライラしたり、もがいたりしていると自分のムードまで下がって、泥沼にはまります。

健康を害したり、他の人にも迷惑をかけ、人間関係や仕事なども悪化して負のスパイラルに入っていきます。

そんな悩みに思えることが実は「あれがあったおかげで…」みたいに自分の人生に大切な経験になることも多いです。

短絡的で狭い自分の意識では、悪く見えることも長いスパンで見たら、全て必要な経験なんですよね。

昔あった悩みを思い返してみると、「なんでこんなことで悩んでいたんだ!」「なんでこんな風に考えていたんだ!」と驚くものもありませんか?私もまさにそうです。ちょっと次元の低い悩みなので恥ずかしいですが、私の例をいくつか挙げてみますね!

4−5歳ぐらいの小さい頃の悩みは、錠剤の薬を飲みこめないことでした。母が色々工夫して、薬をすりつぶして他の食べ物に混ぜたり、イチゴなどに挟んだりしてくれましたが、鼻をつまんで一気に飲み込もうとしても、どんなにがんばっても飲み込めないか、せっかく飲んでも吐き出しまっていました。

申し訳ないなぁと思って幼心に真剣に悩んでいました。この悩みですが、特別なことは何もしなかったのに自然消滅しました。ある日突然、薬が飲めるようになったんです!

20代半ばの悩みは、自分に自信がないことでした。ありのままの自分じゃダメだと思って色々と繕っていました。歳を実際よりも5歳ぐらいサバ読んでもいました。「サバを読む」と言っても若くしていたのではなく、老けさせていたんです。25歳だった時は、30歳と言っていたんです(笑)!

教師なのに、出来ちゃった結婚をしたことを恥ずかしく思っていたり、経験が豊富な教師に見られたいと思っていたからそうしていたんです。今思うと、そんな風に隠している方がよっぽどカッコ悪かったですね。歳を重ねるうちに、自分の考えが変わってそんなに悩まなくもなりました。

今でも新しいを始めたり、他の人と比較したりすると、ちょっと自信がなくなったりすることもありますが、かなり吹っ切れてありのままの自分で生きるようになり、無理をして自分を隠したりはしなくなりました。

ここ何年か前は、自分の視力のことで悩んでいました。ドライアイでコンタクトが入りにくくなって、無理やり入れたら目に支障が来るし、メガネをつけてヨガをするのは邪魔だし、レージックの手術はリスクがあるから怖いし、お金もかかるし…などと悩んでいました。

思い切ってレージックに挑戦したら、これらに関する全ての問題から開放されて、視力のことでは心配することは全くなくなりました。

子育てがうまくいかない時期があって、心配だったり、学校や社会に怒りを感じたり、悲しくて寝れない夜もたくさん過ごしたりもました。子どもが大きくなってきた今でも多少心配することはあるけれど、子どもたちのことで悩むことは、ほどんどなくなりました。

これらの経験を振り返って気づいたのは、「そんなに悩みに意識を向けない方が良かったんだ」ということです。ほとんどの悩みはいずれ自然消滅するから、自分ができることに集中して淡々と過ごしていった方が良かったんですね。

全ては自分の考え方次第です。全てのことに意味があって、全ての経験が学びになります。どんな状況であれ、角度を変えてみたり、考え方をちょっと変えれば、悩みの中にも感謝できる面を発見できるはずなんです。

コロナや自然災害のように私たちには何にもできない問題も人生には多々あります。変えられない厳しい現実を前にしても、自分の態度やムードはコントロールできます。

どんな状況下にも感謝できることがきっとあるはずです(今ここに生きていること、食料や水があること、家族が無事であることなど)。悩みではなく、感謝できることにフォーカスした方が自分にも周りの人にも良い影響を与えることができるはずです。

まぁそう言っても悩んでしまうのが人間ですよね。実は、人って悲劇のヒーローやヒロインになって、ちょっとした悩みがあるのが好きなのかもしれません(笑)。

「悩まない」と頑張りすぎるとこれも返って苦しくなります。ゆるく「悩みや心配はほどほどにしよう」と意識して暮らしていくのが私にはちょうど良いかなと思っています。

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