私もヘボヘボだったよ〜。
「英語を話したかったら
下手でも話そう!」
「みんな最初はヘボいから」
なんて偉そうな話をしたよね。
私の英語も
最初はすさまじいほど
ヘボかったのよ。
今は偉そうに
ペラペラ話してるから
こういう
私のイケてない頃の
話をすると
「待ってました〜!」
って生徒たちはみんな
目をキラキラさせて聞く。
みんな
「自分だけじゃない!」
って気づけると安心するもんね。
だから今日は
私のヘボヘボ時代について
シェアするわ。
***
留学するのに必要だった
TOEFLのスコアは500点。
TOEFLの500点
っていうのは
英検2級ぐらい。
学びが人一倍遅いのに
勉強するのもイヤだという
最悪コンビだった私。
500点取るのに
何回も試験受けて
何回も落ちて
なんとかやっと
最低限をギリギリ
クリアして喜んでた。
ビザもおりて
無事留学できたんだけど
入国審査で
すぐさまガツンと
洗礼を受けた。
私の言ってることは
全然伝わらなかったし
審査官が言ってることも
全然わからんかった。
入国できんかと思って
めちゃくちゃ焦った。
見事に
当たって砕けてた。
こういう感じ。
自業自得だった。
「よくそんなレベルで
あんたアメリカに来たね。」
ってマジで怒られて
あきられてたわ。
ものすごく迷惑かけて
ものすごく助けられて
生きてきたのさ。
アメリカには
一生感謝しても
感謝しきれない。
チャンスをいっぱいくれて
私を育ててくれたから。
「小さい頃から
英語を身につけてたら
こんな恥ずかしくて
苦しい思いはしなかったのに」
なんて他のできる人を
羨ましがってた。
確かに小さい頃から
適した学習方法で
外国語に触れる機会があると
努力や根性なしで
高いレベルの
バイリンガルになれる。
私は自分の手で
そういう人をたくさん
育ててきているから
事実として知ってる。
***
じゃあ〜
そんな私がしでかしてきた
間違いをシェアするね。
いっぱいありすぎて
語れきれないし
覚えてると辛いから
どうにかして忘れたのも
星の数ほどあるんだけど
3つだけ選んでみたよ。
1. 名前を間違って呼んでた!
「Darcy」っていう
女の子がいたんだけど
私そんな名前を
聞いたことが
なかったから
オズの魔法使いの
ドロシー(Dorothy)
と同じ名前だと思って
「Dorothy」って
呼んでたさ〜。
『「Dorothy」じゃない。
「ダ〜」「シ〜」!』
って子どものように
何回も繰り返し
教えてくれたんだけど
私にはいつまでも「Dorothy」
ってしか聞こえなくて
Dorothyって呼び続けた。
食堂で働いてたタイ人の
プーンさん(?)の名前も
何度教えてもらっても
正しく言えなかったから
「もうイイわ!」
ってあきらめられたし
ドイツ人のVibekeのことを
「ウィビカ」じゃなくて
「ヴィビカ」って
呼んでたら無視された。
名前ってユニークで
発音が難しいのも多い。
だけど
名前は大切だから
間違えてほしくないんだね。
2. 「Year」が 「Ear」になってた!
「R」と「L」の違いが
聞き取れんかったのは
自覚してたから
必要な時は
スペルを聞いたり
書いてもらったりしてた。
でも「Year」と「Ear」の発音が
微妙に違うっていうコトには
気づいてなかった。
「Year」には
「ヤ行」の「ゆっ」みたいな発音が
「Ear」の前につく。
昔の私は
いくら聞いても
そのY音が聞き取れんかった。
新年には
「新しい耳、おめでとう!」とか
言いまくってた自分のコトを
今思い返すと恥ずかしい。
そのフレーズだったら
文脈とか季節がら
わかってもらえてたけど
他の場面では
「この年の書類」とかが
「この耳の書類」になるから
意味が通じなくなる。
聞き返され続けて
間違いにやっと気づけた。
でもね〜
気づいてからも
その発音が実際にできるまで
しばらく時間がかかったよ。
3. 表現上の間違いもあった!
前の2つのエピソードは
発音での間違いだったけど
英語表現での間違いも
死ぬほどあった。
彼氏のことを
「Lover」って言ってて
『そんな言い方しないよ。
「Boyfriend」だよ〜!』
って変な顔されたり
「焼き魚」のことを
「Grilled Fish」じゃなくて
「Burned Fish」って言って
思いっきり笑われたりもした。
英語で考えるんじゃなくて
日本語からの直訳をしてたのが
間違いのもとだった。
表現からくる間違いは
指摘されて初めて
気づけることが多い。
だからやっぱり
たくさん話して
たくさん間違えることが
学ぶための近道なんだよ。
「苦労もせず、恥もかかずに
バイリンガルになりたかった!」
って昔は思ってたけど
今は思わない。
こういう経験があったから
「なんでこんなコト
わかんないの〜!」みたいな
上から目線にならずに
生徒の気持ちに
寄り添えられるし
どうやったら
よりよく理解できるかを
工夫したレッスンができる。
学ぶには
何歳になっても遅くないよ。
ちょっとずつ
進んでいくだけ。
間違えるのは
学んでる証拠だしね。
「Year」と「Ear」の
発音の違いがわかってても
耳の場所も知らない動物も
いるんだよね(引用)
彼らもきっと学んでる途中だから
そっと見守ってあげようね。
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