見出し画像

眠ってた GUCCIのバッグを出してみた

女性の憧れと購買欲を刺激する ラグジュアリーブランドのバッグ

私も 普通に興味はあるし、
店頭に並んでいる新作や 上手く着こなしに取り入れている人を見ると「ステキ♡」と思う
 だけど
「とにかくあれを手に入れたい、無理をしてでも買おう」とか 熱い気持ちを持つほどではない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ただ 今より海外旅行が行きやすい値段で
ファッション誌が「大人の女性なら持っておきたいハイブランドの名品」など
「本物」「一生もの」みたいな煽りを盛んにしていた頃
時代に流されて笑 バッグやアクセサリーを買っていた

シャネル エルメス ヴィトン グッチ プラダ etc
これらの新作が発表されると、女性誌が重大ニュースみたいに取り上げるから
買う人も買わない人も 何となく基礎知識はあった気がする

「このブランドが大好き」みたいな 思い入れがなくても
外出のお供に有名ブランドがあるというのは、自分のキラキラ感が割増しされたようで 気分も上がった✨

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

年齢を重ね、家庭を持ったり ライフスタイルが変わると
ファッションよりも、家族が元気で過ごせることや 学びの時間が優先事項

バッグも シンプルで実用的な1〜2万のレザーバッグが中心

可愛くても 物の出し入れに手間取るものは
結局使わなくて、ベーシックで丈夫なバッグを愛用

ちなみに 使い勝手を考える必要のない結婚式出席バッグはこういうタイプを選んでいた

イオンモールで3900円 笑
今見ても 値段の割にクオリティ高い

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そしてまた 自分時間が増えて、おしゃれに関する情報を見てると
なんだか 世の中がブランド品を見る眼差しが再びアツい

SNSの影響や フリマアプリなどで購入のハードルが下がったことも関係あるのかも

インフルエンサーの私服コーデを よりクールに見せている新作バッグ

「ついに買ってしまいました!!」興奮気味にレポするOLや主婦
何ヶ月も更新が滞ってるのに ブランドバッグを購入した時だけ投稿する人もいた
それくらいスペシャルなコトなんだな〜

ショップの情報だけでなく、メルカリ利用の売買に関する投稿も見かけるし

頻繁に見るようになった リサイクルショップのチラシには
「ルイヴィトンなら どんなにボロボロの状態でも買い取りします!」と大きな文字

新しくても古くても大人気

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ブランドバッグって そんなに有り難く素晴らしいモノなのか‥?

最近 そういう買い物してないから よく分からないが

✨ブランドバッグがあると、見るたびに気分が上がり おしゃれが楽しくなるらしい
また頑張って働こう!という活力にもなるのだとか

世間一般の投稿も ファッション誌も
ブランドバッグは 平凡な日常もハッピーに変えてくれる 神アイテムのように推している✨

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私も手にしたら、そういう感覚を思い出すのだろうか…

クローゼットの扉を開け
使わなくなって10年以上になる GUCCIのバッグを出した。

毎日のように使っていたわけじゃないし
手入れは時々しているので、特にダメージはない

ロンドンの いわゆるブランド通りの直営店で購入
たぶん10万しなかった

買い物の試着の時のように、鏡の前に立ち バッグを手に持ってみる

 なるほど、悪くない

 だけど

 特に感動もない 

ああグッチだな‥と感じただけ
ちゃんとキレイな状態で保ってた自分えらいな‥とか

 世の中のブランド礼賛と
 自分の中で起こる感情の乖離があり過ぎて

 私ってやっぱり変わってるのかな?と少し笑えた

一流のものは使い込んだ感じも味になる、なんて言うけど 自分はそうは感じなかった

(ブランド品じゃなくても 新しい物がいいと思ってしまうのは
姉のお下がりばかりで 着ることが楽しくなかった子供時代のせいかも知れない)

『ハイブランドのバッグでも
 古いものにはトキメキを感じない』
 ということだろう 私の場合は。

それが分かったんだから
買ったこと 持っていたことは、ムダではない 
買って2〜3年は 間違いなく幸せな気分になってたわけだし。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出掛けたら きっとブランドのお店を覗くだろうし、魅力を感じてるのは私も同じ

 でも 金額の理由に使われる
  【一生もの】という言葉は
 ファンタジーだと思っている

🇫🇷 私は、初めてパリに行ったとき 
 LOUIS VUITTONの直営店でお財布を買ったのだけど
普通に使っていたにも関わらず、1ヶ月足らずでほつれが生じて
「何年も使っていた財布の 3倍のお値段なのに このクオリティ?」と ややショックを受けたことがあり

世の女性たちのような、宗教めいた「絶対的な信頼と崇拝」の念を持つことができない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

共感する人のいなさそうな記事になってしまったけど笑

女性100人中100人が
「ハイブランドさま万歳!」
「ハイブランドのバッグのおかげで 私は今日も幸せです」と崇めてるとは限らないし

こういう感じ方をする人もいる、というお話。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の場合、ハイブランドがくれる幸せマジックが長く続くのは
バッグよりも 時計やジュエリー✨と再認識した。

全てカルティエ 右側の時計のみエルメス
ほとんど記念日ジュエリーで
不器用なりに実直に生きてきた 私の勲章でもある 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?