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strange days

30
まぼろしの世界
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2023年8月の記事一覧

a fish in a hot pool

you’re a fish in a hot pool
and i’m just a fool
cause i jumped into water
but i can’t swim like you

it’s hard to breathe
it’s hard to believe
believe that i’m here

and i’m still dreaming
like yeste

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季と煙草

農薬、夕焼け、季の赤、煙草の煙、おせんべい。

窓際で考えていた。
尊厳、エゴとプライド、優しさ、愛。

この感情を味わい尽くさなければ前には進めない。だけど、悲しみに明け暮れるだけの人生じゃない。

言葉は私を癒さない

巨大な蜘蛛を見た。全身が痒い。不愉快だ。不愉快に満ちている。気を紛らわせるかのようにグロテスクな小説を読んだ。強すぎる音を聴きながら、音楽か小説かわからなくした。考え事と、文章、歌詞が混ざり合った。溶け合うとかではなく、一斉に押し寄せた。そんな風にして感覚を麻痺させた。息がし辛い、ずっと長い間。風が吹いているのに吹いていないかのようだ。胸が押しつぶされる。こういう時は、歌を歌うと良いことを知ってい

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馬鹿でかい階段だらけの建造物

馬鹿でかい階段だらけの建造物

ふわふわと眠っていた。淡い夢の中にいて、暖かい水たまりみたいだった。乾いていた土もふかふかになった。ふかふかの土の中にはまだ鋭い刀が埋まっていると知っていた。それについて、ついさっきまで考えていたのだから。それから、悲しみの中からしか何も生まれないという妄想に囚われていたことについて考えた。恐怖と対峙した。アセロラサワーを飲み干して、時間を気にして彷徨った。水と空気の境目はわずかな風に揺れていて嘘

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ベットベトになったぷっちょ

向かいの電車に乗り込んだ。とにかく口に何か入れようと、カバンの中からベットベトになったぷっちょを取り出した。包み紙がベタベタしていた。それが何故だか無性に悲しかった。口の中に嘘の甘さが張りついて、急いで水で流そうとした。パワーバラードを聴いていた。今は信じたくないことも、いつかは時間の海に溶けてしまうのだろう。絶え間なく押し寄せる痛みや悲しみが、ちっぽけな弱さを浮き彫りにした。それなのに、全然現実

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