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『全裸の王子様』

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#筒井あやめ

『全裸の王子様』用語解説、設定(仮)

『全裸の王子様』用語解説、設定(仮)

全裸の王子様 設定集
様々な設定と、その他諸々。

〜時代設定、舞台
 
この作品は、西暦約600年頃のアラビアあたりをモチーフになっております。

分かりやすく言えば、"マギ"や"Re:ゼロ"のように、上裸の上にルフィのようなひらひらの上着を羽織るのが許されるような時代です。

街並みも平たく言えば洋風です。
煉瓦造りの家、竜車、などが出がちです。

〜用語解説、設定一覧

・天能
これは個人が

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全裸の王子様 #05

全裸の王子様 #05

5話 『新たな家族達』

朝、目が覚めると、毎日のように絶望していた。

恐る恐る、瞼を開くと、目前に飛びこんでくるのは、まだ明けきっていない暗い空だった。

重い瞼、なかなか起き上がらない体と気持ち、そして絶望する自分自身。

奴隷として生きていた祐希の朝は、"生きたまま訪れた地獄"そのものだった。

しかし、今日、彼女の朝は、一変した。

あやめ:あ、起きた…うふふ、おはようございます、祐希さ

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全裸の王子様 #8.5

全裸の王子様 #8.5

8.5話 『それぞれの持つ力』

祐希:皆さん…本当に大丈夫でしょうか…

蓮加とあやめにより保護された祐希は、戦場に出向いた四人の身を案じながらバルコニーからその勇姿を眺めていた。

あやめ:祐希ちゃん…

蓮加:大丈夫だよ、あの四人は簡単に死んだりなんかしない…絶対に…

まるで蓮加自身にも不安な気持ちがあるのか、自分に言い聞かせるよう噛み締めながらそう言った。

蓮加:あっ、そういえば、私ま

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全裸の王子様 #14

全裸の王子様 #14

14話 『破滅と忘却の実行』

美波:〇〇様…エヘヘ…〇〇…様…?ハッ!!

感触がない。まだ頭の片隅に残る〇〇との甘い、存在しない記憶、すなわち妄想に浸りながらも、深い眠りから目を覚ます。

深い眠りの中に意識を落としていたはずの美波は、隣で眠っていたはずの〇〇が、いなくなっている事に気がつき、目を覚ます。

美波:〇〇様…?

窓から漏れた朝日の光に照らされたベッドの上には、美波一人だけだった

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