フォローしませんか?
シェア
なっと@妄ツイ
2023年1月2日 11:45
20話 『死と称された理』人間には、いつか"死"が訪れる。死を回避する事は簡単であり、困難でもある。そして、結論で言えば、その事象を回避する事自体は"可能"だ。しかし、人間は、一度死を経験してしまうと、そこから黄泉還る事は、"不可能"だ。きっと出来ない。だが、そんな"理"は、今しがた一人の人間の天能により全て"否定"された。*団長:はぁ……はぁ……はぁ……団長:これで…
2023年1月8日 12:08
21話 『誤解の先の決意』〇〇:そろそろ終わらせよう……咲月 仲間、もしくは友達の死により、激怒と復讐心に駆られ剣を抜いた美月と、依然として戦いの中に愉悦を見出す蒼乃薔薇が死闘を始めた頃。王位継承戦の最中である、中央王族ウィルアムス家の王宮内も、岩本家屋敷同様激化する戦闘も終わりを迎えようとしていた。"誰かの"天能により、炎の球体を複数個、空気中に浮遊させた岩本〇〇は剣を構えた菅原
2023年1月15日 12:14
22話 『天能の成れの果て』月下:今頃派手にやってんのかなぁ…蒼乃の奴は……血の海と化した王宮内に侵入した月下は、何事も無かったかのように穴抜けになった壁面から空を眺め、思い出すかのようにそう呟いた。??:派手にやってんのはどっちですか?ゴホッゴホ…大規模な爆発により、崩れた瓦礫や煉瓦などから大量の土煙が舞う。月下の後を追うように入ってきた男は、土煙にむせるように咳き込みながら
2023年1月22日 12:42
23話 『殺意と楽しみ』美月:絶対に……殺すっ……蒼乃:あははは!いいね……その勢いで来いよ!俺が殺してやるよぉ!!美月の剥き出しとなった殺意に対し、幾度もの死を乗り越え、菅原光輝に勝利した蒼乃は応える。そこからの戦いは、まさしくに異次元だった。蒼乃:まずはお手並み拝見……だっ…あぁ……?怒りに飲まれた美月の実力を測るため、「一度なら命を投げ打ってでも構わない」と踏ん切りを
2023年1月29日 12:04
24話 『捨てられた兵器』岩本家屋敷側の状況をしっかり把握出来ていない事と、美月に危険が迫ると直感した〇〇の行動は、どうやら間違いではなかったらしい。空中をとてつもない勢いで降下する美波と史緒里ほ眼科には、大きく燃え盛る炎と岩本家屋敷の姿があった。美波:なに…?あの炎の柱は……岩本家屋敷は全く持って無事だった。壊れるどころか、屋敷自体には大した傷や汚れさえもなく、いつも通りの外