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『全裸の王子様』

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2022年9月の記事一覧

全裸の王子様 #00

全裸の王子様 #00

0話 『条件は満たした』

"祐希、愛してる"

母の言葉を目覚ましがわりに、祐希は目を覚まし、精神的に重い身体を起きあげる。

祐希:おはよう、お母さん

その一言と共に、窓の外の太陽を眺め、体全体で光を浴びる。

祐希:お母さん、私ね、もう諦めるよ…

祐希:ごめんね

祐希:もう…待てないんだ…だから…

祐希:あっ、やばい、もう行くね!じゃあまた明日、明日ようやく会えるからね…

その一言

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『全裸の王子様』を読む前に皆様へ。

『全裸の王子様』を読む前に皆様へ。

前書き

おはようございます、こんにちは、こんばんは、なとなとのなっとです。

今、新たに"俺と言えばこんな挨拶だな"と言うのを確立しようとチョケましたが、今回は異能系作品を更新するにあたり、前書き&noteの使用感について探りを入れてみました。

まずは、この前書きと、プロローグ(0話)を読んでいただきありがとうございます。

初めての異能系、そしてめんどくさい前書きをも目を通していただき、大変

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全裸の王子様 #01

全裸の王子様 #01

1話 『最悪な登場』

私を助けてくれた人…それは――、



普通、"暴力"なんて、人気のない場所か、その行為自体が許される場所で行う物だ。

しかし、人で溢れ返った街の真ん中で、その愚行は行われていた。

長男:おいっ!俺が受け取る前にさっさと荷物持てやっ!こんの…ノロマがぁっ!

上品とはかけ離れた言葉遣いを使う男は、勢いのまま、前方を歩く荷物待ちの少女の背中を強く蹴っ飛ばした。

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全裸の王子様 #02

全裸の王子様 #02

2話 『全裸無双』

時が止まる、というはこういう事だろうか。

騒がしく群がる群衆の囲いの中に、突然、一人の少年が飛び込んできた。

綺麗な顔立ちをした少年だった。

艶の行き届いた少し長めの黒髪、中世的だが凛々しい瞳。何よりも笑顔が似合いそうな柔ら面構え。鍛え上げられた肉体美。そして、年相応に成長した彼自身の彼。

先ほどまで絶望の淵にいたはずの祐希は、目を手で覆い隠し普段通りの乙女な一面を見

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全裸の王子様 #03

全裸の王子様 #03

3話 『相対する盗っ人達』

〇〇:見せてやんよ…俺の天能…《立替》をよぉ!

長男:た…《立替》…?

得体の知れない全裸少年の、明かされた天能にフロックは反応を示す。

しかし、〇〇の行動は天能を使用する者では、ありえないほどの愚行を行う。

自身の天能の"テーマ"を明かす事。それは天能使用者同士の戦闘中において"圧倒的不利"もしくは"敗北への一手"と呼ばれるほどの物だった。

しかし、少年は

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