アマゾンの山火事の多さがエゲツない
アマゾンの山火事がヤバイらしい
kaggleに、こんなデータがありました。
日本の裏側、ブラジルはアマゾンの「山火事の発生件数(1998-2017)」のデータです🌋
このようなデータです。
①year : 山火事が起こった年(1998-2017)
②state : 起こった州(ブラジルには、27個の州があります)
③month : 起こった月(ポルトガル語)
④number : 山火事が報道された回数
⑤date : いつ報道されたか ※今回は使いません
⑥month_en : ③を英語にしたもの
例えば↓は「2005年5月に、Goias州で164回の山火事が観測された🔥」という事になります。
同じく↓は「2017年11月に、Rio州で137回の山火事が観測された🔥」となります。
多さがエゲツないですね。
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なんで、こんな山火事が起こるのか
要するに、「経済活動のため」のようです。
森を開拓するために、火を放つのが効率的なようです。
そういった森林伐採で木が減って、空気が乾燥しやすくなって、さらに火災が起きやすいループとのこと。
「環境保護」よりも開発を優先する現政権の政策があると言われているようですね。「自然災害」というよりかは、「人災」です。
「森は、あたたかい」でおなじみのC・Wニコルさんも嘆いておられることでしょう。
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グラフとヒートマップで見るエゲツなさ
◆1998-2017の山火事の件数
もっとも多い年は、2003年の1年間でブラジル全土で、42,760件。
42,760件!!
ということは、一日あたり、約117件(42,760件/365日)。
117件!!!
1時間で約5件発生している計算です。消防士の皆さんお疲れ様です👷♂️
◆年月別に、ヒートマップでみてみる
【縦軸】1998-2017年 × 【横軸】1〜12月
6〜7月に入って、11月あたりまでが色が濃くなっていきます。
年間で降水量が少なく、乾燥状態になりやすい時期と連動しているようです。
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【★お時間ない人はココ】州別に、地図に表してみた
ということで、めっちゃ山火事が多いことがわかりました。
州別だとどうなるのでしょう。
以下のようなコロプレス図で表してみた。アメリカの大統領選挙の時にされている、アレです。
※コチラから引用
ブラジルには、全部で27の州があるようですが、今回は以下の23の州のデータがありました(詳しくはコチラ)。
②stateの中に入っていた項目;
'Acre' 'Alagoas' 'Amapa' 'Amazonas' 'Bahia' 'Ceara' 'Distrito Federal'
'Espirito Santo' 'Goias' 'Maranhao' 'Mato Grosso' 'Minas Gerais' 'Pará'
'Paraiba' 'Pernambuco' 'Piau' 'Rio' 'Rondonia' 'Roraima' 'Santa Catarina'
'Sao Paulo' 'Sergipe' 'Tocantins'
で、地図で表すとこう。
※上の地図では2017年のみ、黒いのはデータがない州
圧倒的に多い州が一つあります。「マットグロッソ州」という州でした。
隣国のボリビアと国境で接している州で、ブラジルで三番目に大きいとのこと。
2017年だけで、5,661件。約15日の1件発生している計算です。
あとは、東の出っ張りあたりと、南に行くほど山火事の件数が多くなる印象です。
ブラジルは南半球なので、南側に行くほど寒くなります。
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「ブラジルの人、聞こえますか〜?」
くれぐれも、焼き過ぎにはご注意ください。
地球の裏側から心配してます。地球を大切に。
森は、あたたかい。
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