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空知・沼田町『ゆきまち会館』の壁画制作記

ゆきまち会館の壁画制作(北海道沼田町)
空間イメージと壁画原案
はじめてシャッターに絵を描き、壁の3倍くらいペンキを使うということを発見。通りすがりの三歳くらいの子が「これは、馬ー!?お絵描きしたの?すごいねぇ。ぼく、このお馬、好きだよ。」と言ってくれました。かわいかった。
「ゆきまち会館」積雪の多い沼田町の長い冬。雪を眺めて暮らす文化圏のひとたちの、真っ白な世界を眺めながら空想であそぶ時間へ想いを馳せて。
「夢よ叶えと願いをひそめて」なぞうさん!(ガネーシャ説?運営者さんが好きだという裏エピソード。)
不可思議なトリと自由についての考察
赤い花はアイヌ語で「フレ・ノンノ」というそうです

北海道の沼田町は、空知管内北部。旭川のすぐそばにある人口3200人あまりの小さな町です。呉服屋をリノベーションして誕生した「ゆきまち会館」に壁画を描かせていただきました。

本格ピッツァのPIZZERIA 9PIECE


薪で焼くピザ窯
シャッターを開けた外観

1階には、大きな薪ストーブと窯があり、本格的なピザを楽しめます。2階は、ゲストが泊まれるスペースと子どもが立ち寄れるような居場所。ピカピカの小学校が出来たばかりのこの町に生まれた、新しいコミュニティベース。

お向かいのレトロな商店「たばこは心の日曜日」昭和っぽいコピーライティング……!

制作中は、近所のおじいさんやおばあさん、向かいの商店の方達や子どもたち、とたくさん声をかけていただきました。「沼田は困ったらみんなで力を合わせて助け合えるのがいいところだよ」と快く梯子を貸してくれたおじいさんがお話してくれたのが印象に残りました。

九月、黄金色の田んぼ

雪が多く、田園風景が美しいこの地域で、豊かな時間が育まれていきますように。

一両列車の留萌線。植物がもこもこしている

プロデュース shinichiro igarashi
設計 一級建築士事務所tocoto 山本郁江
壁画 Natte
ロゴデザイン Commons fun

ゆきまち会館
北海道雨竜郡沼田町本通3丁目4-34 078-2203
https://www.facebook.com/yukimachikaikan/

銭湯へ行ってきます