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随想録

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「知らない」ということは、世界でもっとも美しいものかもしれない。記憶を辿る、前置きのプロローグ。ファンタジー小説や映画のような、日常に隠れた断片を探そう。
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#読書

プロローグ、それは本編前の前置き的なもの

プロローグ、それは本編前の前置き的なもの

「知らない」ということは、世界でもっとも美しいものかもしれない、とおもう。思い出せない記憶を辿る、前置きの日のプロローグ。約束、もしくは錯覚。事故にあうように、ファンタジー小説や映画のような、日常に隠れた断片を探そう。

photo by inaba keita

雪のひとひら

雪のひとひら

言葉では、うまく表現できない。絵を描いた時に、風の音や葉っぱのにおいや、そのときおもっていたことをうまく表現しきれないのとおなじように。

子どもの頃、雪を眺めているのが好きだった。

雪の結晶は、よく見るとすべてちがうカタチをしている。

ポール・ギャリコの『雪のひとひら』のように、彼らが恋をするのかどうかはわからないけれど、ただただ真っ白にどこまでも続いていくように見える雪原は、ぜんぶちがうカ

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