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読書の日記

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2023年7月の記事一覧

読書日記 「漂流教室」

読書日記 「漂流教室」

漫画でもあり、小説でもあります。
昔、小説版を読んだ事があって、それでも衝撃を受けたもんですが、
漫画版がやっぱり良いですね。
何とも言えない世界観と、楳図かずおさんの絵がマッチしています。
昨日は何となく、漫画版を一気に、ポイント消費しながら読んでしまいました。

昔、漂流教室が映画になっていて、それとともに映画版にカスタマイズされた内容が小説になっていました。
なので、漫画を忠実に小説にってわ

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読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」読了

読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」読了

大仰なタイトル。「世界を滅ぼす」
これってアレなんですね。
トランプ大統領の存在が大きかったんですね。

トランプ大統領が当選した原因が、彼が発したストーリーが強かったからのようです。いくら失言、無礼な態度をとっても、流行りのキャンセルカルチャーに則って、消え去ることもなく、超大国のトップになったと。

で。トランプ大統領が再選できず、バイデン大統領になった際、
トランプ側が不正選挙だ~って騒いで

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読書日記 「料理と科学のおいしい出会い」

読書日記 「料理と科学のおいしい出会い」

10年くらい前、料理と科学を融合して、色んな料理を作ろうってブームがあったようです。

スペインのレストラン「エル・ブリ」のシェフが斬新な料理って事で、そこから分子料理が流行りました。
色んな調理器を使って食べ物を分子レベルに分解し、再構築するって感じでしょうか。
形が全然違うけど、トマト!みたいなやつかと思われるんですが…。

そんな分子料理の理論の基本みたいなものが詰め込まれている本でした。

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読書日記 「武漢日記」その2

読書日記 「武漢日記」その2

コロナ禍の緊急事態宣言もまだ記憶に新しいので、武漢の当時の様子も想像しやすいです。
やはり当初はよほど毒性が強かったんだなぁと思われる描写が多いです。

そして、この日記はネットでブログという形で公開されていたので、炎上ですとか、失礼な書き込みとか、根も葉もないデマとかと毎日戦っている様子がSNS時代だなぁと思わされます。

で。この人の日記。
中国の過去の名作、例えば史記とかからの引用が非常に多

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読書日記 「まぐれ」

読書日記 「まぐれ」

タレブさんの作品です。
昨日、パラパラと読みました。
やはり面白いです。

さて。僕のお話。
ここにゴミ箱があります。
もういらなくなったメモを丸めます。
少し離れた場所に行って、丸めたメモをゴミ箱へ向かって投げます。

もし、入ったら今日はラッキー。
入らなかったらアンラッキー。

入らなかった・・・・。
もっかい投げます。
これで入ったら今日はちょいラッキー。
入らなかったらアンラッキー。

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読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」読書中2

読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」読書中2

今、読んでる途中なんですが、
あれ?けっこう面白い??ってなって読んでます。

わりと極端に「ストーリーが全て!!」って感じの論調なんですが、
説得力がありすぎて、これもストーリーの力か?って思っちゃいます。

前から僕にとってはさっぱり意味が解らない現象がありまして。
それが「地球平面説」です。
地球は平面なんだ!!って論調が昔っからありまして。
それが昨今のSNSやYOUTUBEの氾濫のおかげ

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読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」読書中

読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」読書中

こんな一節がありました。

For sale : baby shoes, never worn.(売ります:ベビー靴 未使用)

これは、ヘミングウェイが友人たちと食事中、小説1冊の力を6語に込められると言って、ナプキンに書いた物語です。
そんな事、出来るわけないって語ってた友人たちはこれを見て、ギャフンってなったようです。

物語のシンプルさと破壊力が示されている、格好の逸話として挙げられていま

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読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」今から。

読書日記 「ストーリーが世界を滅ぼす」今から。

昨日、kindleで本を探そうとネット探索していたら、この本が見つかりました。タイトルが何ていうか、挑戦的で。
タイトル買いしてみました。
こういう無駄遣い。やっちゃいますね。

読もうと思ったんですが、色々やらなきゃな事ができて、まだ読めてないです。

ストーリーが大切ってのは、色んな所で色んな人が説いていますが、それのまとめみたいな感じでしょうか。
世界で一番有名なストーリーって、きっと聖書だ

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読書日記 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」読了。

読書日記 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」読了。

けっこう長い物語でもありますが、短かったようでもありました。
やっぱり色々多岐にわたって偉業な事をしている人ですからね。
感想とか書こうと思っても、日記だと書ききれません。
それこそ、1週間くらい毎日書き続けないとって感じです。

やっぱりチューザレと、ダビンチと、マキャベリがそろっていた時代とか、
ミケランジェロとダビンチが隣り合った場所で制作していた時期とか、
どんな本に書かれていても想像が膨

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読書日記 「反脆弱性」20230719

読書日記 「反脆弱性」20230719

飛行機が早く着くことはまれで、早く着いたとしても30分かそこら。
遅れる時は、何時間でも遅れるし、なんなら飛ばなかったりします。

不確実性ってそういうもんで。
飛行に不確実性があると、大抵着陸は遅くなります。

これをプロジェクトに当てはめても同じで、
プロジェクトに不確実性があると、コストが増加し、完成が延びます。

ただ、昔はそれでも予定通りに事が運んでいた事が多かったそうで。

今、話題の

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読書日記 「知的幸福の技術」

読書日記 「知的幸福の技術」

橘玲さんの作品です。
凄くためになるお話が続いています。

年金、保険、株、不動産、教育とか。
生涯、すごく金がかかる大切な事。

これの世間一般でいわれている風説と、(保険は大切って喧伝されてるが)
ぶっちゃけた合理的な見方と、(どう考えても損するやつやん)
落としどころ。(こういうタイプの保険はいいよー。)

そういった話が続いていって、すごくためになります。

ただ、やっぱり元手の金がないの

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読書日記 「昆虫はすごい」

読書日記 「昆虫はすごい」

丸山宗利さんの作品です。
かなり前の作品です。
これを読んで昆虫の世界の奥深さや凄さ、自然世界のバランスや、大袈裟でも何でもなく、宇宙を感じたりしました。

セミが鳴く季節になってきましたが、そのセミ一つとっても、地中に7年間いて、わざわざ出てくる事もそうですが、サナギから成虫する変態の過程。
木から木へ飛び立つ飛翔能力。
地中にいる年、種によっては7年じゃなかったりするようですが、基本素数だった

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読書日記 「続 聞き出す力」

読書日記 「続 聞き出す力」

吉田 豪さんの作品です。
続 の方で、これがあるって事は、続 無しがあるかもですが、
表紙の良さもあり、こちらを読んでみてます。

面白いです。
インタビューでもそうですが、
普段の雑談とかでも使えそうといいますか。
質問する内容のセンスとか、どう深堀りするのとか、
仕事上、かるく雑談しないとなって時があるので、本当に参考になってます。
あと、単純に奥深いですね。インタビュー。
芸能人にインタビュ

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読書日記 「未来予測を嗤え!」

読書日記 「未来予測を嗤え!」

この本も僕が好きな本の一つです。
出だしが面白くて、
「未来予測はできますか?」
って問いに、
「最悪なケースは、未来は決定しているけど、人間が予測できないケース」
っておっしゃってて。
実はマジでその可能性があるっておっしゃってて。
例えていうなれば、
パチンコ。
玉をはじいた瞬間、どこに落ちるかは決定しているけど、プレイヤーがそれを知ることが出来ないのと同じ。って感じで。

もうその時点でこの

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