ダウン症の息子とあたしのハナシ。vol.3
「知らない事」って、怖くて不安なんだ。
息子をもって実感したことだった。
ひとつひとつ知っていこう。
知っていくと、少しずつ怖さが薄れてく。
それもまた、実感したことだった。
息子がダウン症だってわかって、
でもダウン症がどうゆうことなのか詳しくわかってなくて、
ただ表面だけで、
内面の部分を全然知らなくて
成長がゆっくりです。
でもそのスピードはひとりひとり違います。
「ダウン症」とゆうそのひとくくりで成長のスピードを決めつけないでね。
ひとりひとり、違うから。
私の息子は、3歳の時に歩き始めました。
それまでは座ったまま手を使って器用に移動してたんですよ。
でもね?
ある日
いやある日じゃない、ハッキリ覚えてる、3歳の時ゴールデンウィーク中。
それは家の中で、
呼ばれて振り返ると
すっごいニコニコして立っている息子の姿
そして
「ママあ〜」とすっごい笑顔で
いっぽ、またいっぽ、
ヨタヨタと
まだまだぎこちないけど
でもしっかりと
その一歩を前にだして
私の方に
歩いてきたんです。
いっぽ、
いっぽ。
歩き出したんです。
急に!?
急にスゴイじゃーん!
私のところまでゴール!
抱き合って喜び合って
もうね、
何が嬉しいって当時まだ言葉があまりでない息子でしたが、
あの満面の笑顔が ‘‘あるけたよ‘‘って言ってるみたいで
本人もとっても嬉しそうで。
それが嬉しかったな。
保育所で周りがみんな歩いてて
それを目にする毎日で
きっと息子なりに何か感じていたんだろうな
急になんかいける!立てる!って思ったのかな
すごいな
その日、
初めて歩いた日、
すぐまたもう一回
はいまたもう一回
何度も立って歩くことにチャレンジする息子。
息子が生まれたばかりの頃、私の親がダウン症についての本を買ってきてくれたんです。
親も知ろうとしてくれてること、私の力になろうとしてくれてるその気持ちが嬉しかったな。
数ページ読んで、
パタン。
閉じて
思った。
なんだ。同じじゃん。
その時その時、子供の成長に合わせて対応していく。
だから私は、本じゃなくてちゃんと息子を見よう。
そう思ったのを覚えています。
(あくまで私の考えです。本は悪くない。むしろ知恵があるに越したことはないんだと思う。現にダウン症は低緊張といって筋力が弱く身体が柔らかかったり、頚椎が緩かったり、肺炎になりやすかったりと様々なことがあるから。
なので身体のことは、生まれた時から通っている病院の先生にお任せしたり教えてもらったりしています。)
勝手に「限界」の線を引かないで
「枠」にとらわれないで
挑戦していこ
息子よ。
そうやって
そんな風に
一緒に歩いてこ。
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