星の詩(リライト)
人類の憧れ
古代人の標
死者の代名詞
願いを託す対象
☆
薄らと宙に浮かぶそれに
手をかざしても届かないそれに
幾多の人が眼差しを向けて
数多の願いが込められて
☆
星が宙を翔る一瞬
両手を組み刹那祈りを捧げる
叶うとはつゆほど思わなくとも
その行為に心癒す慈愛に似たものがある
☆
遠く離れた恋人
想像力の源泉
過ぎ去りし辛い過去
点を見つめて私は何を思う
点と点が繋がり何を見出す
☆
独りぼっちの帰り道
腫れ上がる頬を隠す夜
初めて失恋した日
大切な人が空へ還り
痛みを覚える度
寄り添ってくれたあなた
☆
人は歴史は私は
神話を語り
知識を積み
憧れを注ぎ
願いを込めて
あなたを象る
☆
光陰矢の如く動いても
光る一等星シリウスでさえ
届くまで8.6年を費やす
遠いから美しい
輝くから美しい
闇を照らすから美しい
普遍的な真実を永い間
これからも教えてくれる
ご高覧いただきありがとうございます✨また遊びにきてください(*´∀`*)