wish

｢wish」
｢届いて」
｢境界線」


｢wish」

あどけない笑顔が弾ける
今日はクリスマスイブ

君が笑うから
心がはしゃぐんだ

君のしなやかな掌が
心を撫でてくれるんだ

街を飾るイルミネーションが綺麗だね
明日の朝は何を囁き合おうかなんてね

怖くはないよ
君がいるから

弱いところは
さらけ出して

過去は幸福で
塗りたくって

未来は雪白より
綺麗になるから

君の幸せを形成する
要素の一つであり続けられたら



※

｢届いて」

君が幸福でありますように

雪白の季節に輝くように
街を照らす光より煌めくように

前途を灯す光あれ

季節は巡るように
眩い思い出が積もるように

両の瞳に光あれ

君の笑顔が増えるように
君の時間が止まるくらいに

届いて

この願い
この祈り


聖夜の前日に
カタチのない
言の葉を君へ

※

｢境界線」

遠い記憶に蓋をした
涙を零した夜もあった

誰だって
泣いてしまう時も
笑顔をかざす時も
あるからね

初めて会った日
何気ない笑顔を
褒めてくれたの

花笑みのようだって

淡雪のように
白い心をさらすから

くすりと笑っちゃう
涙した記憶が薄れちゃう

辛かった彼方の日々にさよならを
君が何気なく贈る全てにありがとうを

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