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「勝つ」事よりも、「負けない」事

昔から争い事が嫌いだった。

今もその辺りの性格は変わっていないと思う。

サラリーマンをやっていた時に一番欠如していたのは、誰かと争って闘争心を掻き立てることだったのかもしれない。

スポーツをしたり、ゲームをする事は好きだけど、激しく勝ち負けを競うような争いまではしたくないと思ってしまう。

平和主義というか、気が弱いというか。

僕は負けず嫌いなところがあるのだが、この闘争心の無さから、どうしても勝負をしなくてはいけない時には、「勝つ」というよりも「負けない」ようにしてきた。

改めてこのように文章にすると、なんだか頼りないように思える。

しかし、こんな自分を認めてあげられるようになったという事だけで、人生が結構変わったように思うのだ。

生きていると、仕事でも、生活の些細なことでも、勝負する時は必ずある。

勝負をすると、勝つか負けるかのどちらかになる。

ラグビーのように「ノーサイド・ゲーム」、つまり試合後はみんな仲間だとなれば良いのだが、世の中はそんなことばかりではないのが現実だろう。

それでも勝負する事が避けられない時は、多々ある。

大抵の人は、そこで勝ちにこだわるのだろう。

勝ったら嬉しいし、何事も勝たねば気が済まない人だっている。

僕のように、「負けない」事を意識している人はきっと少数派なのだろう。

だから、昔からこの感覚には劣等感のような何かを感じ続けていた。

しかし、僕には勝ちにこだわっても良い事は無かったように思っている(「負けない」事を意識しているのも勝ちにこだわっているといえばそうなのだが)。

勝って気持ちが良いのは、割と一瞬な事が多いし、勝つ事ばかりを意識してする事が癖になっている人の言動は、「勝つ」というよりも「相手を負かす」ようになっている事の方が多いと感じる。

特に「勝つ」のではなく、「相手を負かした」時は、勝者は生まれずどちらも敗者になってしまいがちだ。

だから、僕は「負けない」事を意識するようになったのだと思うのだ。

この「負けない」事は、「相手を負かす」事の真逆だと思っている。

「負けない」ようにする事で、表に見える勝負でも、自分との戦いでも、どちらでも実際のところは勝っているようになるのだ。

これは相手を負かそうというのではなく、自分に勝とうとする事だ。

こう思えた時、僕は自分の勝負観が好きになれた。

自分の事を気が弱い人間だとか、勝負事に自信が無いとかそんな人には、「負けない」という捉え方があるよと知って欲しい。

僕がこう思えたのは、2つの本のお陰である。

どちらもジャンルの違う本なので、興味のある人はどちらか一方で十分なので、読んでみても面白いかもしれない。

最後にそれを紹介して終わる事とする。

一冊は「敗者のゲーム」という本だ。

こちらは投資をする人向けに書かれた書物だが、序盤に出てくる「敗者のゲーム」の話が、かなり僕を勇気づけてくれた。

これから投資を初めてみたいという人にもオススメの一冊である。

もう一冊は「年収90万円でハッピーライフ」という本。

これは若くして隠居生活をする著者が、決して多くは無い収入でありながら、どんな暮らしをして、どんな事を思っているのかをやわからい言葉と共に書かれた本である。

この中には「嫌な事で死なない」という考え方が出てくるが、これが僕の「負けない」という考えを後押ししてくれている。

セミリタイアに憧れる人は、今とは違う別の視点も得られる本なので、こちらもオススメだ。

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