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短歌の推敲は走りながらでうまくいく(こともある) [日記と短歌]24,1,23


走り去る季節よおまえスポーツかなんかやってたろう若い頃/夏野ネコ


ぼちぼちと趣味のジョギングなどしている私ですが、走っているさなかに短歌を推敲すると意外とうまくいく、そんな体験をよくします。
と言うか最近はむしろ積極的に狙っていって、ある程度の景をインプットしたらそれを転がしながら走るのが常です。無論いつもうまくいくわけはないのですが、でも椅子に座ってウンウンやるよりいい感じなのは確かです。

ここで「ジョギング推敲で新聞歌壇に載りました!」とか「連続で薔薇です!宝くじも当たりました!ジョギング最高!」とかなれば説得力も胡散臭さもいや増すのですが、如何せん成績は伴っておりません。ここで言いたいのは自分の歌に対する納得感が結構高まる、と言う点です。あぁ、いいな、これ、と思う量が増えるのと、何より考えながら体を動かす時間がとても好きなのですよね。単純に楽しい。

肉体的な負荷をかける運動と知的活動は実はけっこうリンクしている、みたいな話はまずまずエビデンスがあるらしく、まぁよく言われていますよね。散歩している時にアイデアが出る、とかそういうの。

私の活動が知的かどうかはさておき、ケースとしては作歌も多分同じかな、同じだといいな、と思いつつとはいえまだ真冬です。
シューズを履いてエイヤと外へ出るのが最大のミッションで、冬の温度がもたらす諦めの詩情を愛してはいるものの体は正直だから、はやくあったかくなって欲しがっている。

そんな狭間で、少しずつ体を動かしながら作歌する今日この頃です。

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