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最近の瓜愛についてここらで語りたい [日記と短歌]23,6,26


縞々と剥かれて瓜は真夏日にスイカの夢をつかの間に見る/夏野ネコ


まだ梅雨は明けないけれど、ぼちぼち旬の瓜が出始めました。
瓜。
実はけっこう好きな野菜なんですよね。先週末に見切り品の白瓜で浅漬けを作ったらあまりに美味しくて秒で食べつくしてしまったので、また今週も作りました。

以前日記でも書いた隣町の直売所。そこにゆけばスーパーとはレベルの違う地物の瓜がきっとあるのだ、と勇んで乗り込んだところ果たして瓜はありました。青々としたハグラウリです。早速漬物にしたので今日から食べます。食べました。めちゃくちゃ美味しい!

塩で揉んで水絞って塩昆布で和えて放置しただけなのに、なんだこのうまさは…。瓜、おそろしい子…。
しかし私はどうしてまた瓜に目覚めたんだろうか。瓜よおれの瓜よ、と加山雄三の節で歌いたいくらいだよ、瓜。

これから夏も盛りになると冬瓜も出てくるし今度はそぼろ煮なんか良いなー、とか、他の夏野菜とまぜまぜして山形風の「だし」にしてやろうかとか、小鯵の南蛮とともにマリネしたらうまいのではないか、とか、ゴーヤの代わりに苦くないチャンプルーになるよな、とか、トマトジュースでさっと煮て冷ますと冷製スープ?とか、まぁとにかく瓜ひとつでひと夏楽しめるわけで、瓜に限らず旬の野菜と言うやつは斯様にお得で好きなのです。

特に瓜は、お仲間のキュウリのように通年栽培してないっぽいので旬の感覚が強く、その儚げな一回性が好きなのかもしれません。
ひとつ食べるごとに夏になっていくし、そして食べるごとにきっと夏が終わっていくんだろうな。

と思うと初っ端から切なくなるので今はとにかく瓜の夏、カモン!って感じですね。

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