業界初、摂食障害の映画"Dieteer"を観た話
先日、クラウドファンディングの支援によって完成した摂食障害の映画を観てきました🎬↓↓
https://glutenfreeter.wixsite.com/fujimoto-a/dieater
●この3つについて書きます!
・摂食障害について
・自分自身の原体験(過食行動)
・今やってること・やりたいことの話
----------------------------------------------
●目的
摂食障害がどんな病気かということについて、認知度を上げる為の投稿です📝
また摂食障害の方に、この映画を見たという事実を伝えるべきだと考えたためです。
●伝えたいこと
女性▶︎摂食障害は、特殊な病気なのでは無く、きっかけは誰でも陥るような出来事で、他人事ではないこと
男性▶︎女性の美しさの定義を外見を重視してみること、女性に限らず、無意識に人をフィルターかけて見ることで、苦しむ人がいるということ
●伝えることで…
より多くの人にこの映画が届いて、少しでも摂食障害に理解のある人が増えることで当事者が自分らしく過ごせるようになって欲しいと想って書くことを決めました!
例えばガンというと、治療法もどういった病気かも大体認知されていて理解されやすいのですが、精神疾患で見た目もそんなに変わらず分かりづらい心の病気なので、自分の体験から自分の言葉で発信しようと思います。
【摂食障害について】
●どんな病気なのか?
摂食障害は、こころの病気です。
原因は多岐に渡り、複雑な要因が絡み合っています。
その複雑さから、鬱病は難病指定されていませんが、摂食障害は厚生労働省から難病指定されています。
有名人だと、レディーガガも患っていました。
●現状
医療機関では1万2千人ほどが診断されていますが、一見普通体型でも患っているケースもとても多く友達や身内にすら言えない人が多いことから、潜在的には、この何倍もいると推測できます。
少し乱暴ですが、一言でまとめてしまうと
「自分を愛せなくなってしまい、自分の価値を自分で見出せなくなって起こる行動」
のようなものだと思います。
摂食障害の人は、若い女性で患う人が多く、鬱病やパニック障害などを併発する場合も多いです。
また、自傷行為(リストカット等)を伴う場合も多いようです。
●原因
人間関係(家族、恋人、対人関係...)や、何らかの自尊心の欠如した経験など...
▷例を挙げると...
・彼氏から痩せてた時の方が良かったと言われた
・母に心配されたい
・父親の浮気
・陰口で体型のことを悪く言われた...etc
↑は、原因の1つに過ぎません。
実際はさまざまな要因が絡み合ってます。
私は、社会問題も色々絡んだ原因から生み出されてしまった疾患だと考えます。
【自分自身も摂食行動をしていました。】
自分自身の原体験があるので、この病気について理解のある人を増やす為にも書こうと思います。
期間は大体高校1年の16歳〜20歳頃でした。
●きっかけ
原因は、家庭の問題による"自尊心の欠如"(自己肯定感の低下)と太っていた頃に同級生から受けた心の傷による劣等感からの太る"恐怖"でした。
太ったらまた周りから白い目で見られて周りの評価を気にしながら、人の顔色をは伺いながら生きなければいけないのかと思うと、"痩せよう"と必死でした。
●当時の心境
食べてはいけない強迫観念と、
食べてないストレスからのこころの穴を埋めるような過食行動は、「痩せたいのに食べている」矛盾行為で自分を苦しめるのに、不本意なはずがやめられないという状況が当時の現状でした。
過食しても、戻せば大丈夫という安心感があって、癖になりました。(過食嘔吐というものです、、)
結果的に太って理想の自分になれないので本当は自尊心を傷つけていて、自傷行為とあまり変わらないと言う人もいるくらいです。
●なぜ今投稿したか
正直今でも、ひょっとしたことで患ってしまうのではと不安は無くはないですが、今では自分の考え方も180度変わって、周りの人にも凄く恵まれているので大丈夫だと思います。
ただ、自分のことを再確認したくて自分自身の事を発信して残しておこうと思いました、
摂食障害は、欧米では有名人が発信していたりして認知度が高いのですが、日本では理解がなかなか得られておらず、今でも苦しんでいる人が多いため、発信して知ってもらうことも大切なんじゃないかと思い、自分の事も踏まえて投稿しました。
摂食障害の人が1人で抱え、中々改善に向かわない悪循環なのは、"認知度の低さ"にもあると感じたためです。
ただ、摂食障害を患う人は、自己肯定感が低かった分人の気持ちが分かるようになるという強みは皆持っていて、基本的に心の優しい人がとても多いと私は思います。
なので、その強みがちゃんと社会に生きるようにする為にも、社会全体の摂食障害の理解が必要だと思うのです!
それは、自分自身が「女性はこうあるべき」などの常識にとらわれないことで自分が今は毎日ふつうに食べることができて、毎日笑えるからです。
普通のことが幸せなことがよくわかって、それ以上の余計なこと(他人と比較することで優越感を得ることほぼ全て)を求めるのは、ナンセンスだと思うからです。
お金で買えて心が満たされないものは多く、お金で買えない尊いものも本当にたくさんあることを体感したことで、自分はそういうものを大事にしたいのだと思います。
【自分の今やってること・やりたいことの原点だと再確認しました✍️】
摂食行動をして精神を病んでいた頃はかなりキツかったのですが、そこから得た学びはものすごく多くて、今気づけば生きる道しるべにもなっていました!
私は摂食障害を含め、社会が抱える多くの課題を食の分野で何をする事で色々な問題が良い方向に行くのかを考えていました。
今の社会では良しとされていることが良いとなってしまって、本質を見失っている社会に私は何ができるんだろう…と考えていました。
私は、今の食品の流通が最適ではないことが、様々な課題の大きな原因だと思いました。
というのも、不必要な添加物や粗悪な材料など、自分の大切な人にはしないような事を仕事ではしている現状が不自然で違和感を感じるからです。
だから、今ヘルスケアアプリの企業の事業で「食品の流通の最適化」をしたいと思い、今に至ります。
テクノロジーは、これから先必要になりますが、ローカルな人の繋がりも絶対に消えないもので必ず求められると思います。
・ローカルな人の繋がり
・テクノロジー(ビックデータ、AIなど)
両方大事だと強く感じます。
なので、今学生の内に、アプリのIT企業で働きながら、テクノロジーでは限界のあるローカルな人のつながりを作り、摂食障害のような病気も起こらないようなエコシステムで回るようなコミュニティを街に作りたいです。
様々な問題は、貧しいからとか努力しなかったからとかそんな事ではなくて、今の社会ではなるべくしてなってると思うんです。
その人にとって考える環境に無かったから、考える必要がなかったから、情報が入らなかったりして、知らなかっただけです。
だから本当はあらゆる人のバックグラウンドは、ある意味フェアなことだと思います。
ということで、この映画に興味を持った方は是非ここから観てください(^o^)
https://glutenfreeter.wixsite.com/fujimoto-a/dieater
以上が伝えたいことでした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?