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フリーの求人制作屋ってどんなことしてるの?

先日Zoomの交流会でご一緒した方から
「仕事は求人広告ライティングがメインになのでしょうか?フリーランスでそういった仕事をしている方にお会いしたことがなかったので、とても気になります…!」
と質問をいただきました。

良い機会だったので、仕事についてもnoteに書いておこうかなと思います。

【はじめに】なんで求人制作なの?

新卒時代にリクルートのトップパートナーである広告代理店で働いていたのがきっかけです。
当時は営業職として働き、求人広告(タウンワーク、フロムエーナビ、はたらいく、リクナビNEXTなど)や販促広告(ホットペッパービューティ)などの企画提案をしていました。
3年勤め、結婚・出産を機に退職しました。

その後、2015年に仕事を始めようと思ったときに、たまたまクラウドソーシングで見つけたのが「求人広告作成」の仕事でした。
業界経験者を探していて、そこでリクルート以外の媒体の知識なども得ました。
チャット内にいたメンバーは経験豊富な方が多く、いろいろ刺激を受けたことを覚えています。
ここでは約2年半にわたり、広告制作からディレクション、校正まで学ばせていただきました。

そこから、「求人広告の営業経験は(制作でも)活かせるのではないか?」と求人制作に特化し、仕事を探すようになりました。

おかげで、現在は収入の8割が求人制作によるものとなりました。

【1】広告代理店さんとの業務委託契約を結んだ仕事

仕事のメインは業務委託の仕事です。
求人広告や人材関係の代理店さんと業務委託契約を締結し、お仕事をいただいています。
なかにはチームを組んでそのチームにジョインさせていただいての仕事も。

◆求人広告や採用サイトのライティング(取材含む)

業務委託で行っている仕事で一番多いのはライティングです。
…だからライターと名乗ることが多いw

営業さんと同行して取材(電話取材の場合もあり)し、原稿に落とすこともあれば、資料だけいただいて原稿を作成することもあります。

2015年にフリーで始めてからアルバイト・パート採用から中途・新卒採用まで幅広い媒体やサイトの作成を手掛けてきました。

扱ったことのある求人広告(順不同)
タウンワーク、フロムエーナビ、Indeed、はたらいく、とらばーゆ、リクナビNEXT、リクナビ、ユメックス、en転職、DODA、an(廃刊)、DOMO、キャリアザウルス、バイトル、Wantedly、ビズリーチ、スタンバイ、engage、Greenなど

また、近年は自社で採用サイトを作成する企業さんも増えてきており、そのお手伝いをさせていただくことも。
ただ求人票をつくるだけでなく、採用サイト用の社員インタビューなども行っています。

◆求人広告掲載や採用サイト制作のディレクション(進行管理)

制作実務ではなく、ディレクションに回ることも多いです。
例えば、お客様とのスケジュール調整や、ライターへのアサイン業務・発注、納期管理、請求業務など。
実際に上がってきた記事を校正してライターさんへバックすることも。

お節介焼きな性格なので、ディレクション業務は楽しくやれています(笑)ただ、ディレクションばかりしているとライティング(実務)がしたくなるのが、たまに悩みのタネですw
なにごともバランスが大事だなと感じています。

【2】個人で行っている仕事

こちらはまだ走り始めの段階で、仕事をいただくのは、数ヶ月に1回くらいの頻度。
新卒時代から求人業界には9年いるので、今までの知識やノウハウなどをお伝えしていけたらと思って始めた仕事です。

営業方法考えなきゃとか、いっそ全部まとめてサブスクで売るかとか(笑)
いろいろ模索中です。

◆求人広告の校正、改善提案

「自社募集用につくってみたけど、なんだかいまいち」
「(最賃とか手当とか残業代とか)労基法に引っかかってないか不安」
「狙いたいターゲットが全然こない」
などという場合に、出稿済み(掲載済み)の原稿を拝見して、アドバイス出しをしています。

たとえば、
「週2日~OKって書いたら、週2日しか働けない人ばっかり来た……本当は週5日で働ける人もほしいのに」
「経験者募集って書いたのに、経験者が全然こない」
などの相談をいただいたことがあります。

次回出稿(更新)する際の効果改善になればとお手伝いしています。
※効果を保証するものではありません。

◆ハローワーク求人票の改善、作成

こちらは2020年1月にハローワークが新しくなったのを機にスタートした仕事です。

【ポイント1】求人票の様式がA4片面からA4両面に変わります。掲載
する情報量が増え、求職者が求める情報をより詳細に伝えられるようになります。
【ポイント2】ハローワークに来所しない求職者に対しても、ハローワークインターネットサービスを通じて、ハローワーク内に設置されたパソコン(検索・登録用端末)と同じ求人情報を提供できるようになります。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000551963.pdf

より応募者に見てもらいやすい改善が実行されていますが、募集する側の一番の大きなポイントは「事業所PR情報」や「事業所からのメッセージ」が新設されたことではないでしょうか。
求人票自体には掲載されませんが、ハローワーク内にあるパソコンやハローワークのインターネットサービス上に掲載されます。さらに、窓口で求職者に配付する「求人・事業所PRシート」にも掲載されるのです。

「求人票には載らないから別に書かなくてもいいでしょ」という事業者さんもいるかもしれませんが、今はハローワークの求人票をネットで探す人も多くなっています。

「せっかくPRできる部分を空欄にしているのはもったいない!」ということで、ハローワークを利用している事業者さん向けに改善提案や作成代行を行っています。

◆採用手法の提案

「採用したいけど、何からはじめたら良いかわからない」
「代理店に相談したら、商品売られるから相談しにくい」
という方向けに行っています。

フリーランスという立場なので、どこかを専門で扱っているということはありません。
これまで扱ってきた媒体が多い&業界の知識やノウハウを活かし、「媒体出稿が良いのか」「自社採用サイトをつくるのが良いのか」「運用型広告を使うのが良いのか」などターゲットやKPI、採用課題などをお伺いし、採用手法を資料にまとめて提案しています。
※希望があれば、競合他社との条件比較なども行っています。

また、お世話になっている広告代理店もありますので、そちらで扱っている媒体であれば、担当をご紹介することも可能です。

知人からは「ほけんの窓口」みたいだねと言われました(なるほど!と納得してしまったw)

まとめ

改めて書いてみると、「自分ってこんな仕事をしていたんだ」と現状の棚卸しにもなり、スッキリしました(笑)
ニッチな分野ではありますが、新卒時代にハマった「求人の仕事」にずっと携われていることを幸せに思います。

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