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初心者に知って欲しい、情報発信する時に考えたい6つのポイント

「このネタ面白いと思ったのに、あんまり広まらなかったな」
「どういう情報発信をすれば、多くの人に届けられるんだろう」

noteでもTwitterでもYouTubeでも、情報発信をはじめたばかりの人は、一度はこんなことで悩んだことがあるんじゃないかと思います。やる気は満ち溢れている、発信もしてみた、でもなんか上手くいかない……実際、社内のメンバーから相談を受けたこともあります。私たちはどういう発信をすべきなんでしょうか。どうすれば良い発信ができるんでしょうか。

私はprimeNumberというITスタートアップで広報をしています。もともと広報経験は無かったのですが、常日頃から情報発信について考え続ける今の立場になってから二年半たちました。その中で得た「情報発信する時はこんなことを考える必要があるんだ!」という気付きを、6つのポイントからお伝えできればと思います。

皆さんも情報発信をもっと良くしたいなと感じた時、ぜひこのポイントから考えてみてください◎


発信の価値を決める6つのポイント

「発信の価値」というのは「コンテンツ」と「届け方」の掛け算で決まります。

そして「コンテンツ」は「①ファクト」「②切り口」「③表現方法」の掛け算で、「届け方」は「④タイミング」「⑤発信源」「⑥リーチのしやすさ」の掛け算で決まります。

つまり「①適切な内容を(=ファクト)」「②面白い視点から(=切り口)」「③適切な表現方法で」コンテンツを作り、「④適切なタイミングで」「⑤信頼できる人・メディアを通じて(=発信源)」「⑥すぐ受け取れる状態で(=リーチのしやすさ)」発信することが大事、ということです。

自分で書いたのに、多くてめげそうですが笑 落ち着いて一つずつ見ていきます。

①ファクト

何はともあれファクトは大事。某新聞の記者さんも「『どう書くか』より『何を書くか』」とおっしゃっていました。いい発信は、他人に興味を持ってもらえるファクトを選ぶ所から始まります。

じゃあどういうファクトは興味持って貰えるんだ?という話になるんですが

新規性…「はじめて知ったよ」
意外性…「まさかそんなことが」
有益性…「皆の(自分の)役に立つなあ」
希少性…「それは珍しい話だね」
至上性…「ナンバーワンなんだね」
共感性…「自分も同じこと思ってたんだよ~」
議論性…「それについて、自分はこんな風に考えてて…」

この辺りで決まってくるのではないでしょうか。

②切り口

突然ですが、こちらのイラストをご覧ください。

https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=2421061&word=%E7%AB%8B%E4%BD%93%E3%81%AE%E5%88%87%E6%96%AD よりお借りしました

同じものでも、どんな切り口で捉えるかによって、見え方が大きく違いますよね。発信も同じで、ファクトが同じでも、切り口を変えると伝わり方が大きく変わってきます。

「え、執筆者、本人!?」と笑ってしまったこちらのnote。自己紹介というファクト自体はありふれたものなんですが、「あえて他己紹介風にする」という切り口から書くことで、ぐっと面白くなっています。

③表現方法

表現方法にも

  • 文章

  • 画像

  • 映像

  • 音声

いろいろありますよね。飲食店だったら、匂いや味でも表現できそうです。ビアードパパのそばを通ると、カスタードの匂いで絶対シュークリーム食べたくなりますよね。なりません?

ひとまず文章にしぼるか!と決めても

  • 自伝

  • 評論

  • インタビュー

  • ランキング・調査結果

  • 小説

  • 俳句・川柳

とか、いろんな形があると思います。

カミナシさんは、会社のビジョンを小説で表現してますね。

文体によっても、印象はまったく違います。

岸田奈美さんの「100文字で済むことを、2000文字で書く」文体、とても好きです笑

タイトルをどう付けるかも大切ですよね。大体の人は、タイトルを見てその情報を見るかどうかを決めています。

④タイミング

タイミングはすっっっごい重要です。時に他の全てのポイントをひっくり返すくらい大きな影響を持ちます。

ChatGPTが話題になってから、ぶわっと生成AIの話題がメディアに出てきましたよね。SNSもその話題で持ちきりでした。WBCやった時は視聴率100%?ってくらいみんな野球の話をしてましたし、鬼滅の刃の映画やってた時は街中でも緑と黒の市松模様を見かけましたね。

こういう、世の中の注目が集まったタイミングで情報を出すと、注目度は段違いです。

逆に、タイミングを逃すと、その話題を見かける頻度はぐっと下がります。情報の鮮度は、落ちるのがすごく早い。

情報発信をする時はサーファーになり切るのが大事🏄タイミングをつかんで波に乗りましょう!

⑤発信源

たとえ同じ内容を伝えられるとしても、通りすがりの誰かより、信頼できる人からの方がずっと心に残りますよね。インフルエンサーを活用したマーケティングが広まっているのも、発信源がいかに大事かを表しています。

「誰が言うか」によってその情報の受け止め方は大きく異なってきます。

⑥リーチのしやすさ

受け手の立場になって考えてみましょう。「知りたいな」と思ったタイミングでリーチできない情報は、ないも同然ですよね。というか、そもそも存在に気付かないので、本当に無かったことになってます笑 逆に、ちょっとググって上位検索結果に知りたい情報が出てくると、すごく助かります。

ちなみに私は、有益情報を全部同じフォルダにブックマークしてしまった結果「アレどこにあるんだっけ……」になりがちです。こうなってしまうとせっかくの有益情報も台無しです😿

リーチのしやすさも、発信の価値に大きく影響します。


以上、発信の価値を決める6つのポイントをまとめてみました。情報発信について悩まれている方は、この6つのポイントから改めて考えてみてはいかがでしょうか!

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