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本当の「好き」とは?



12月のクリスマスが過ぎた、年末。


私に、彼氏ができた。


彼氏になった彼は、
もともと前の職場で、一緒に働いたことがある、友人であった。


小柄で、身長は私と同じくらいで、
顔は可愛らしい感じで、髪がちょっと薄くて、
性格は、負けず嫌いで、物知りなイメージ。

私のタイプでは、ない。

(私は、細くてすらっとしていて、
目も切長な感じで色気がある人が好き。笑)


そもそも、一緒に働いていた時は、
プライベートなことは、お互い言えなかったことが多く、(社内恋愛をお互い違う人としていた)
休みの日に何をしているのか、何が好きで何が嫌いなのかも、ぼんやりとしか分からなかった。


私は、友人だと思っていたが、
彼から、してみると違かったかもしれないし。


私たちは、仕事が大変過ぎて、お互いに対してイライラすることもあったし、一緒に上司から叱られることもあった。後輩の育成に頭を悩ませたり、たまに愚痴ったり、お互いの失敗も見たりしていた。


だから、彼とはこの距離感がちょうどいいんだ。と、その頃思っていたし、それ以上な特別な感情は、何も思わなかった。


だけれど、私は仕事を辞めてからも、
プライベートや考えていることは謎だけれど、たまに同じ価値観を共有できる彼と会わなくなるのは、もったいないなと感じるようになった。


2人でご飯は一回も行ったこと無いし、
お互いの恋愛事情は、なんとなく噂話で耳にしているくらいで、踏み込めない関係だったけど、
なんとなく手放すのは、もったいなかった。


そんな中、私は当時付き合っていた彼と別れ、
最初は清々したー!なんて思っていたが、
夏を過ぎる頃には、1人でいることに寂しさを覚えるようになった。

そして、秋に30歳を迎え、

自分の人生を見直した時に、
自分のやりたいことを自由にやり続けて、仕事を一生懸命にがんばる人生と、結婚をして家庭を持つ人生を天秤にかけた時、

私は、やっぱり結婚と出産は経験したいと思った。


理由については、またいつか書きたい。

そんなこんなで、自分の気持ちに気がついたので、

11月くらいから
マッチングアプリを使い、初対面の人と3回
ご飯に行くことになる。



それは、以前の投稿を見てもらえればと思います。笑


一言で言うと、私にとってはつまらなかった!笑

男の人と「ご飯に行く」という、仕事をしているみたいだった!笑


もう一回会ってみたら、素敵な人なのかも!という淡い希望は抱きつつ、このLINEを続けるべきか、悩んでいたクリスマス付近。


その時に、本当にふと、あの頃一緒に働いていた彼を、ご飯に誘ってみようと思った。

本当に、ふと電車に揺られている最中に思ったのだ。


連絡は、会社を辞めてからも取り続けていた。
そして、前付き合っていた彼と別れてすぐくらいに一度ご飯に行った。


だけど、その時は、やっぱりこの距離感なんだなって感じだった。


私の別れた事情を知っていたので、少し聞いてもらったくらい。
私も全部を話す気は、なかったし、向こうも聞く気もなかったと思う。だから、感覚としては、同僚の延長線上のご飯だったのである。(仕事終わりにふらっと行くノリ)


2回目は、なかったけど、
12月のタイミングでふとまた誘ってみようと思った。


勢いで連絡したら、

ちょうどご飯でもどうかなって俺も思ってた。笑

とすぐ連絡が返ってきた。


私は、アプリで連絡していた3人と比べものにならないくらい、ご飯に行くのがわくわくしていた。
(でも、感覚としては、男性とご飯に行くというより、久しぶりに友人に会う感覚)


そして、当日
本当にくだらない話しかしていないが、

楽しくて楽しくて。笑

(マッチングアプリの人とのご飯があんなにつまらなかったのに。笑)

自分のことをある程度知ってくれていて、
嫌なところもいいところもわかってくれている。

彼のいいところも、嫌がるところもある程度わかっている。


そんな関係が、こんなにも心地よいんだと感じた。


そして、時間があっという間に流れ過ぎて、
好きとかそういう感情より前に、シンプルにまたすぐにでもご飯に行きたいと思っていた。


この先、付き合うかどうかはわからない。
友だちからの恋は失敗したトラウマもある。

私だけなのかわからないけど、友人と体の関係になるのは拒否反応がでる。笑


だけど、私の中に芽生えた、わくわくする!楽しい!という気持ちを大切にしようと思った。

例え、触れられるのが嫌だと感じても、
お互い性格が合わなかったとしても、
今、私はこの人に会いたいと思った。


そして、また一緒に時間を過ごして
結果付き合うことになったのだ。


今、お付き合いを始めて
一ヶ月が経とうとしている。


恋愛絶頂期のすごく幸せという感じではないけれど、
暖かく平穏な、でもドキドキそわそわする
そんな春の日のような幸せを、毎日噛み締めている。


大切にしたい。


恋に堕ちたといえば、堕ちたのかな。

だけど、どちらかというと、

彼と話す楽しさに、
一緒にいる心地よさに、
明日も会いたいという感情に、
私が描く幸せに、

"気がついた"


自分の中の、好きに"気がついた"
そんな感覚。


〜ほら、あなたにとって大事な人ほど
すぐそばにいるの〜


大好きな、モンパチの曲。
中学時代から聞いてたけど、しっくりこなかった曲。

今確かに、そばにいる大切な人に気がついた。



恋に堕ちて、相手に夢中で、自分を失っていく恋
ではなく、恋に気がつき、もともと大切な人からさらに大切な人に変わり、一緒にお互いを尊重していく恋


今、たしかに、そんな恋をしている。


絶対にこんな感情にならないとおもっていたけれど、
やっぱり、

歳をとる=経験をする

と、変わっていくものなんだ。


今、恋でもなんでも苦しんでいるあなたにも、
いつか必ず、気がつくときがくる。

私は、そう知った。


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