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空色の花

朝起きて、枕元においていた花瓶の花と目が合う。白い薔薇と青いカーネーション。買ったときは少し寂しい色かもしれないと思ったけれど、うん、朝に似合う色だ。

身支度の合間に、水を替えて、枝の部分を切って、窓際に置く。空気は冷たいけれど、太陽の光は眩しいくらい。

光の中に花を置くと、まるでわたしの部屋の窓辺に小さな空ができたみたいで。雲の色の薔薇と、空色のカーネーションと、眩しい朝の日差し。小さくて愛おしい、わたしだけの空。

朝からとても嬉しくて、幸せで。花を置くと生活が豊かになる、って思ってはいたけれど、こういうことなんだな、って感じることができた一日のはじまりでした。



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